リベンジならず…。愛知・名古屋アジア大会男子110メートル障害決勝(27日、パロマ瑞穂スタジアム)で、日本記録保持者の村竹ラシッド(JAL)は13秒29で銀メダル。陳円将(中国)に0秒14差で屈した。

 東京で開催された昨年の世界選手権は5位。再び母国開催となった大一番は「去年は悔しい思いをしたので、その雪辱を果たすべく今年はいろんなレースのパターンを変えながら試行錯誤しながら取り組んだ」。しかし、1台目でハードルを倒すと力みもあってスピードに乗れない。中盤以降も思うように伸びず、頂点の座を譲った。

 今季は満足な結果が残せずに苦しい時間が続いた。「なかなか思い通りにいかないなというのが正直な感想。アップの時から正直全然力が入らなくて、昨日の方が調子よかったかなと。走っている中でも加速したい中盤のところでハードルにちょっとよくない当て方をしてバランスを崩してしまった」と唇をかんだ。

 ただ、見据えるのは2028年ロサンゼルス五輪。ここで終わるつもりはない。「自分の弱さに向き合った1年だった。自分のどういうところがいいのか、よくないかを見つめ直した。技術とか競技力じゃなくて、精神的な面で割と成長できた1年だったと思う。結果はよくないものだったけど、絶対に無駄にしたくない1年になった」と巻き返しを誓った。