J1川崎の元日本代表FW小林悠(39)が23日、川崎市内で会見を行い、来年1月1日をもって現役引退すると発表した。拓大から2010年に入団してから川崎一筋14年。小林は「自分自身のことを自分が信じ切れなくなった」と説明した。
ストライカーの先輩である元日本代表FW武田修宏氏(59=本紙評論家)は、小林の印象に残る一戦を回顧。川崎が19年のルヴァンカップ決勝で、PK戦の末に札幌を撃破した試合を挙げた。小林は1点ビハインドの延長後半の同点ゴールを含む2得点を記録した。
武田氏は「その試合のテレビ中継で解説していてゲストは(日本代表の)森保一監督。ルヴァンのゴールはすごかったし、自分が監督をやったら絶対欲しい選手だとずっと思っていた。初タイトル目前だった札幌は当時、野々村(芳和)社長(現Jリーグチェアマン)で『残念だったね』と言ったのを覚えている」と振り返った。
キャリアの中でもJ1最多の途中出場で29得点(J1通算は144得点で歴代7位)に注目する。「ストライカーはレギュラーで出ているときはいいけど、ベンチになるとチャンスが少なくなるが、それでもいかに結果を出すかが大事。自分もそうだったし、彼は出番が少なくなっても得点を取っている。尊敬している」。引退後は指導者に転身する。武田氏は「素晴らしいストライカーを育ててほしいね」と期待を寄せた。













