NHKは19日、ドラマ「昔話法廷」(22日午後8時=Eテレ・NHKONE)に俳優の桐谷健太と貫地谷しほりが出演すると発表した。
同作は、子供たちになじみ深い昔話に焦点を当て、裁判という切り口で主体的・多角的に考えることの大切さを伝える教育番組。これまでに「桃太郎」など11作を題材に刑事事件を扱ってきた。5年ぶりの新作は、滋賀県北部にある小さな湖・余呉湖(よごこ)に伝わる「天女の羽衣」がモチーフとなった。天女が、「婚姻の取り消し」を求めて夫を訴える家事裁判だ。
訴えを起こす原告・天女を演じる貫地谷は「実際に現場に入ると、改めて脚本の素晴らしさに心が揺さぶられて、家で読んでいたときとはまた違う感情が込み上げてきました。目の前で彦兵衛の証言を聞いているうちに、天女の思いも私自身のこの裁判に対する考えも、刻々と変わっていったんです」とコメントした。
物語について「彦兵衛に羽衣を隠されたせいで天女の人生は変わってしまったのに、キャラクターが魅力的に描かれているので、つい彦兵衛を許してしまいたくなる。どこまで見せるのか難しい部分ではありましたが、そういう一瞬一瞬の心の機微は、特に丁寧に表現した部分です」と説明した。
被告である夫・彦兵衛役の桐谷は、今回の脚本を手がけた脚本家の森下佳子さんを絶賛。「特に素晴らしいのはキャラクターの描き方だと思います。(彦兵衛は)情けないところがあっても、どこかいとおしくてあたたかさを感じられる」と評した。
続いて「最初、脚本を読んだときは、彦兵衛は天然キャラのイメージが強かったので、ぽわ~んとした感じで演じようかと考えていたんです。でも、セットに入って証言台に立ってみると、まっすぐに天女と向き合おうとする彦兵衛の感情がすごく伝わってきました。だから、『もう一度、家族の時間を取り戻したい』という彦兵衛のいちずさを大事にしました」と語った。












