米オスカー俳優でロックバンド「サーティー・セカンズ・トゥ・マーズ」のフロントマンでもあるジャレッド・レト(54)をめぐり、英BBCは30日、未成年を含む10人の女性への性加害疑惑が浮上したと報じた。レトは疑惑を否定している。
BBCは「ジャレッド・レト:ハリウッドの暗闇の秘密」と題されたドキュメンタリー番組を制作し、それによると、取材に応じた女性4人はレトから性的被害を受けたと証言した。
そのうち1人は17歳の時にモーテルのバスルームで性的暴行を受けたとし、別の女性は17歳の時にカリフォルニア州で性行為に及んだと告白した。番組では、この行為が当時の州法で法定強姦罪に該当するとしている。
さらに別の女性は、レトから〝グルーミング〟(性的搾取を目的とした手懐け行為)を受けたとし、16歳の時に「性的に露骨な内容の電話を執拗にかけられた」と告発。レトは後に、2人の関係について口外しないよう求める秘密保持契約書を送付してきたが、女性は署名を拒否したという。
BBCによると、他にも4人の女性がレトから「奇妙で、しばしば極めて性的な内容の」電話を受けたと証言した。
またBBCは、番組が取り上げた一連の疑惑は、レトが30代から40代だった2002年から2016年にかけての出来事だとしている。
この報道に対し、レトはメールで「これまでの人生で、誰に対しても性的暴行を加えたことは一度もない。こうした主張は、完全かつ断固として事実無根」だとし、証言を完全否定した。
だが、BBCはサーティー・セカンズ・トゥ・マーズのスタッフだった男性2人の証言として、レトはツアー中に10代の少女を楽屋に招いたり、楽曲制作中に自宅へ招いたりすることがあったと明かした。
ある女性は2006年、当時17歳だった時に同バンドのライブでレトに見初められ、関係者を通じて電話番号を聞き出され、カリフォルニア州にあるレトの自宅で性的関係を持ったと証言した。
レトは映画「ダラス・バイヤーズクラブ」(2013年)で米アカデミー賞とゴールデングルーブ賞の助演男優賞を含む、多くの賞を受賞している。












