今月26日に83歳になる英伝説的ロック歌手ミック・ジャガーは11日、米紙ニューヨーク・タイムズとのロングインタビューで、年を重ねることについての良さを聞かれ、「何一つ良いことはない」と言ってのけた。
「何もない? 知恵とかも?」と重ねて尋ねられるとジャガーは、「知恵なんて全部忘れちゃったよ。素晴らしい知恵を授かったこともあったかもしれないけど、それが何だったかもう忘れちゃった」と返した。
さらに、「特に楽しいことはないよ。やりたいことを素早くこなせなくなるし、身体的にももっと注意深くなきゃいけない」と続けた。
ただ、ソングライティングに関して、ジャガーは年を重ねることがプラスになるという事実を認め、「正直なところ、30歳の頃の自分なら書かなかっただろうね」と、近年の作品について語った。
長年にわたる〝偉大なロックスター〟という役割について学んだことにも思いを巡らせ、「演技法を実践する俳優の話は聞いたことがあるだろう?」と前置き。「彼らは徹底的に役に入り込むから、四六時中そのキャラクターのままでいて、映画が終わった後もなかなか役から抜け出せないことがある」と指摘。
「じゃあ、どのキャラクターに戻るのか?〝本当の自分〟? それが何であれ、その〝役〟をずっと演じ続けることにもなる。それがショービジネスにおける二面性で、それとどう付き合っていくかを学んでいくもの。そして、その根底にはいわゆる〝普通の人〟としての自分がいることを常に願っている」と続けた。
その上で、自身についてはいくつかのキャラクターを演じ分けているとし、「ステージ上のキャラクター、インタビューを受けるキャラクター、レコーディングスタジオにいるキャラクター、そしてソングライターのキャラクター。そういったキャラクターのことさ」と説明した。












