元放送作家の長谷川良品氏が27日に自身の「X」を更新。物議を醸しているアニメ映画「新劇場版☆ケロロ軍曹 復活して速攻地球滅亡の危機であります!」について語った。
同作をめぐっては、漫画原作のある作品にも関わらず、総監督の福田雄一氏が過去に監督を務めたドラマや映画のキャストらが、各作品の役柄のまま出演することが発表されSNSで賛否が飛び交っている。
騒動について長谷川氏は「福田雄一監督というのは『物語の王道を逆手に取る』『原作を逆手に取る』など、既存の文法を壊す作家だ」と切り出した。続いて「つまり良い悪いは別に、常に『規定される対象』の否定を軸に物語が構成される。というより厳密には否定そのものが物語の骨子でもある」と指摘。「そのため物語世界への没入体験を阻害することもある。時に従来の物語の構造自体を否定するので当然そうなるしそれが狙いだ。さらに言うとあそこまでの原作解体は原作に思い入れがないから出来るのも事実。躊躇がない。血も涙もない」と語った。
原作を解体するようなトレンドが業界にあったのは事実だという。「だからこそ福田氏に一定のニーズがあったわけで、そのバックフラッシュが起きていることに現場が気づいていないことが最大の問題(しかも結構前からなのに)でもある」と語った。
近年は、映像化に際し原作への愛や深い理解が求められる。「もはやコメディ出身の外様が上から目線で横入り『俺様が面白くしてやる』は受け入れられないし、そもそも『オモシロ』の優先順位が下がっている」ときっぱり。その上で「愛を感じない解体は『どや! ここまで原作を壊してやったぞ武勇伝』という顕示欲をまとった否定のための否定に見られてしまう危険がつきまとう」と持論を語った。












