ビジュアル系シーンのレジェンド・SHAZNAが牙をむいた。復活から約3年、満を持して打ち出したのは6か月連続リリース、周年ライブ、そして異例の主催対バンイベントという攻めの三段構えだ。

 きっかけは今年3月から4月にかけて敢行した海外ツアーだった。ブラジル、チリ、メキシコ、香港と回る中で、現地アーティストのむき出しの表現力と観客の熱量に衝撃を受けたという。関係者は「IZAMはかなり打ちのめされた様子だった。だが同時に火がついた」と証言する。

 IZAMは「日本で活動している自分たちは恵まれた環境で甘えていた」と本音をブチまけた。

 実際、帰国後の動きは異様なほど速い。7月7日からは6か月連続でデジタルシングルを投入する。

 さらに8月29日には東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASUREでデビュー29周年ライブを開催する。昼夜2公演で、ビジュアルもセットリストも完全に別物という前代未聞の構成。関係者は「実質2本のワンマンを同日にやるようなもの。体力的にも制作的にもギリギリ」と明かす。

 しかし、IZAMは「この3人で音を出している時が一番、充実感があるし安心感がある」と語る。

 さらに業界をザワつかせているのが、10月開催の主催イベント「歌姫降臨~Beautiful Halloween Party Ⅲ~」。これまでワンマン主体だったSHAZNAが、対バン形式に踏み込むのは極めて異例だ。

 理由がまた衝撃的で、「なかなか誘われることがないので、自ら企画しました」と明かす。

 対バン相手にはMUCCら実力派が並ぶ予定。IZAMは「名前は知っているけどライブを見たことがない人が多い」と分析し、〝現場でひっくり返す〟構えだ。

 そのうえで、「売れたいからといってニーズに合わせた音楽やビジュアルにはしていない。昔からのファンが見ても違和感はない」と言い切った。