ボートレース蒲郡のSG「第61回ボートレースクラシック」の優勝戦が29日に行われる。ボートレースファン歴48年の元天才ジョッキー・田原成貴氏(67)は優勝戦1号艇に陣取る峰竜太(40=佐賀)に激熱エールを送った。
【田原成貴氏が熱く語る】優勝戦メンバーを見た穴党ファンのタメ息が聞こえてくる。どう考えてもイン逃げしか考えられない。それくらい1号艇の信頼度は高いが、私は別の意味で彼と心中したい。
峰竜太、40歳――。押しも押されもせぬトップレーサー。今大会は2日目11Rの4カドまくりで初白星を上げると、3日目12Rに逃げ切り、4日目8Rはスタートでヘコんだインを冷静に叩いて3連勝を飾って予選トップ。準優11Rも盤石の押し切りでポールポジションを手にし、SG7回目の優勝へ王手を懸けている。機力も仕上がり、Sも決まっている。もはや死角はないが、私が本命◎を打った理由は、闘志をむき出しにしていたかつての姿を取り戻してほしいからだ。
峰選手は今、多くの後輩を抱えている。近年では「師匠」という肩書も板につき、佐賀支部の若手からは憧れの存在として崇められている。その一方で、イチ選手としては、無双状態だった頃の闘志が薄れた気がしてならない。ピットでの立ち居振る舞いを見ていても、どこか「オレはもういいんだ」という気後れを感じていた。だが、私はそんな峰選手に言いたい。もう一度、キバを出せ、と…。
SG制覇目前で敗れて悔し涙を流し、初めて栄冠をつかんで感情を爆発させた若き日の姿。勝敗を超越したところで彼は闘っていた。もちろん若手を育成することも大事だが、まだまだ選手として〝ギンギラギン〟に輝いてほしいのだ。今大会の彼を見ていると、その忘れかけた魂を感じる。コレだよ、峰さん! 今回だけは「師匠」を封印して、ギンギラギンの峰竜太を満天下に見せてほしい。その期待を胸に、今年最初のSGは彼と心中したい。












