野球日本代表の侍ジャパンがWBCでベスト4入りを初めて逃したことで、テレビ各局が用意していた特集が水の泡になったという。

 井端弘和監督率いる侍ジャパンは14日(日本時間15日)、米マイアミで行われた準々決勝でベネズエラに敗れ、2大会連続4度目の優勝は果たせなかった。通算6大会でベスト4入りを逃したのは初めてのことだ。そして、侍ジャパンの〝早期敗退ショック〟は、テレビ局の各番組にも影響を及ぼした。

 テレビ局関係者の話。

「優勝を見越して用意されていた情報番組、スポーツ番組の特集が取り止めになりました。活躍した選手へのインタビュー予定を組んだり、活躍しそうな選手の関係者に事前取材したりしていましたが、それらが放送されることはなくなったんです」

 タイミングが悪く放送された特集もあった。最たる例がテレビ東京系スポーツ番組「スポーツ リアライブ」だった。

 同番組は、侍ジャパンが敗退した直後の15日放送で、近藤健介外野手(32=ソフトバンク)の特集をオンエアした。近藤は日本球界屈指の好打者で、WBCの前回2023年大会では全7試合にスタメン出場し、2番打者として打率3割4分6厘をマークするなど優勝に貢献。今大会でも主力として期待されたが、13打数無安打と不振を極めた。

「近藤選手の活躍を想定して関係各所に取材していました。その特集は事前に15日放送で決まっていたので、侍ジャパンが敗退してもお蔵入りにはせず、そのまま15日放送でオンエア。ただ、活躍を見越した選手の特集が、不振のまま終わった当日にオンエアされるというチグハグ感は否めませんでした」(テレ東関係者)

 テレビ各局としてはWBCの放映権をネットフリックスに奪われ、さらに侍ジャパンの早期敗退により番組の特集までなくなり、踏んだり蹴ったりだったようだ。