NHK大阪放送局は4日、同局制作の朝の連続テレビ小説「ばけばけ」(月~金曜午前8時)にラン役で出演する女優の蓮佛美沙子のコメントを発表した。

 同作は、小泉八雲の妻をモデルにした松野トキ(高石あかり)と夫で英語教師のレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)を軸に、ヘブンの同僚英語教師となるロバート・ミラー(ジョー・トレメイン)らとの出会いを通した人間模様を描く。蓮佛が演じるランは、ロバートの日本人妻として、トキの手本となり、なんでも相談できるよき友人となっていく。

 蓮佛は自身が演じるランについて「カラッと明るくてユーモアもあり、英語も話すことができる、とても聡明な人です。でも心の奥底では、いつ夫がアメリカに帰ってしまうのかと、覚悟しつつも不安を感じている、けなげな女性」と説明した。

 共演者について「トミーさんとジョーさんとは実は同い年で、いろいろとお話しできました。ある時にトミーさんがジョーさんに『日本では下手な役者のことを大根役者って言うんだよ』と教えていて、私もそれに混ざって『英語ではhamって言うんだよ』と教えてもらいました。お二人ともチャーミングでとてもすてきな方でした」と明かした。

 5日放送について「『旦那の生きたい道を、選んでほしいと思います』とヘブンさんに伝えるシーンが印象的です。心の中では『アメリカに帰ってほしくない』と思っていますが、相手を思って、また明治の女性として『そうあるべき』と信じて、真逆のことを伝える。そこから本心をどれだけのぞかせるか、もしくは隠すのか、そのさじ加減が本当に難しかったです」と役作りに苦労したようだ。

「トキとは違い、ランは自分と同じ外国人と結婚した日本人妻の行く末をたくさん見てきました。『みんな最後は旦那が一人で母国に帰る』『だから籍も入れてない、帰るなら別れる』と言えるランだけど、ずっと心は『いやだ』と叫んでいて、いつ自分の夫が帰国するか心の底ではおびえていたのだろうと思います」とまとめた。