「ゴッドファーザー」や「地獄の黙示録」など米国映画界の傑作の多くに出演し、アカデミー賞も受賞した俳優のロバート・デュバルさんが15日、米南部バージニア州の自宅で亡くなった。95歳だった。死因などは明らかにされていない。米ABCニュースなどが17日、報じた。

 妻のルシアナさんがSNSでデュバルさんの死去を明かし、声明文を発表した。ルシアナさんは「昨日、私たちは最愛の夫、大切な友人、そして現代最高の俳優の一人に別れを告げました。ボブは愛となぐさめに囲まれ、自宅で安らかに息を引き取りました」と述べている。

 またデュバルさんの代理人は「アカデミー賞受賞俳優ロバート・セルデン・デュバル氏は、2026年2月15日(日)の夕方、バージニア州ミドルバーグの自宅で、妻ルシアナ・デュバル氏に見守られながら安らかに息を引き取りました。享年95歳」との声明文を出している。

 デュバルさんは1931年、西部カリフォルニア州生まれ。62年に「アラバマ物語」でデビューした。

 フランシス・フォード・コッポラ監督の大作「ゴッドファーザー」(72年)と「ゴッドファーザー PART2」(74年)では、マフィア組織コルレオーネ一家の相談役で弁護士のトム・ヘイゲンを演じたことで、一気に名優としての評価を高めた。

「テンダー・マーシー」(83年)でアルコール依存症から再起を期すカントリー歌手役を演じて、アカデミー賞主演男優賞を受賞。またコッポラ監督の「地獄の黙示録」(79年)などで4度、ゴールデン・グローブ賞に輝いている。近年ではネットフリックス配信の「ほの蒼き瞳」(2022年)に出演していた。

 60年にわたるキャリアの中で7回もアカデミー賞にノミネートされた名優で監督としても高い評価を得ていた。