アーティストで俳優の福山雅治(57)が14日、名古屋・ミッドランドスクエアシネマで行われた自身の映画舞台挨拶に登壇。観客と直接話するなど、さながらファンミーティングのようで、詰めかけたファンにとって最高のバレンタインデーとなった。

 福山は誕生日である6日に全国公開された映画「FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM@NAGASAKI 月光 ずっとこの光につながっていたんだ」の監督を務めている。2024年10月13日に長崎スタジアムシティのこけら落とし公演で行われた福山のフリーライブ「Great Freedom」を映画化したものだが、単なる記録映像ではない。

「私の理想の音、理想の映像への執着と執念がぎゅっと込められています。ライブの追体験ではなく、映画になった作品として音を浴びる、映像を浴びる。鑑賞を超えた体験をしていただくという気持ちで作りました」と話す。ライブ映像としての完成度に加え、長崎で暮らした少年時代の思いや観客との絆も感じさせる、ストーリー性のある作品に仕上がっている。

 ファンを大切にする福山らしく、登壇直後にはまず場内を見渡し「今、全員の顔を覚えました」。12、13日の名古屋ライブ公演参加者が多数来場していると知ると「疲れてる? 運動不足ですよ」と語り掛け、Q&Aコーナーでは客席の質問者に詳細を尋ねてから回答した。観客も「ましゃ(福山の愛称)もっと名古屋に来て」「IGアリーナや(バンテリン)ドームで公演やって」と反応。公演のような一体感に包まれた。

 声援に笑顔で応えた福山は「こうやって今日立ってますけど、ここに至るまでそぎ落とせるものは極限まで削って、注ぎこめるものは最大限注ぎこんで、スタッフさん1人1人の真剣な気持ち、音の一つ一つ、細部にまで行ったものがこのライブフィルムです」と改めて作品を紹介。「福山雅治あまり知らなくても大丈夫です。むしろ知らない方に見ていただきたい。どうかこれ良かったよと、見とかなきゃ人生損しますよと言ってください」と頭を下げると、一層大きな声援が飛んだ。