大阪・朝日放送テレビの今村俊昭社長が30日、同局内で定例会見に出席した。
23日放送の同局制作「探偵! ナイトスクープ」で小学6年生の長男が5人の兄妹を世話する姿が放送された。これに対しネット上では「育児放棄」などと家族への批判が飛び交い炎上した。26日には、同局が2度目の声明を発表。改めて番組内容は編集・構成上の演出によるものだと説明した。
今村社長は冒頭で「取材にご協力くださったご家族の方々に多大なるご負担をおかけしている状況について、当社として大変重く受け止めております。また視聴者のみなさまにもご心配をおかけしております」と謝罪した。
続けて「社会的な問題を意識して、その取り上げ方についてデリケートな対応が必要でした」と反省を示し、取材対象者に関して「家族の安全と尊厳。そのために必要な対応を行ってまいります」と述べた。
さらに「テレビメディアにおきまして、報道はもちろんですが、たとえバラエティやドラマであっても社会状況や課題を認識、視野に入れ、繊細に想像力豊かに作っていかなければならない」と襟を正した。
同局編成制作担当取締役の岩田潤氏は、取材対象家族について「お母さまが元々やっておられたインスタグラムなどにひぼう中傷が来ている。(息子さんは)学校に行っておられると聞いております」とし、今後コミュニケーションを続け、必要なケアを行って行くと説明した。
同件に対し、29日までにメールや電話で300件あまりのクレームが来ているとし「かなり多い数だと思っております」と報告した。
「番組としては、できるだけ分かりやすくお伝えするという点で演出した点はあるんですが、ヤングケアラーという認識が甘かった。その結果、番組をご覧になった方が『あのご家族が実際はどうである』とは別に『ヤングケアラーではないのか』というふうな受け止め方をされたことに繋がったのではないか。そういう意味で誤解を招いた。そのことがひぼう中傷につながって、ご負担をおかけしている」とし、反省を述べた。
同番組は、松本人志が活動停止してから局長不在で放送を続けている。局長がいないことで気が緩んだのではと指摘されると「気が緩んでいるとは思わない」とし、局長が不在であることと今回の問題は関係はないと答えた。
4代目局長の検討について聞かれた今村社長は「何も検討していない状態。局長は特別な存在。(同番組は)プレゼンショーだと考えているが、探偵のみなさんは調査依頼に体当たりで当たってらっしゃる。それを全てを受け止められる存在がいらっしゃらない。難しい状況」と吐露していた。












