◇渡辺雄一郎(39)大阪支部90期
近況の充実ぶりが目を引く。その意外な要因とは――。2026年後期級別審査が開始した昨年11月以降、大村2着→とこなめ2着→12月鳴門Vと3節連続で優出。続く三国こそ準優2枠で6着と優出を逃したが、1月浜名湖5着に続き、出場中の徳山でも優出と勢いは留まらない。2026年後期勝率7・71(21日現在)は自己最高のペースだ。
このコーナーの取材を申し込むと「調子はいいし〝今が旬〟です」とキッパリ。好調の要因として第一に「ペラの調整がうまいこと合ってますね。エンジンは特別いいのを引いてるとかはないけど、出足、行き足とか手前が仕上がってレースしやすい。ペラのベースは定まってます」と調整面を挙げる。
2002年5月住之江で16歳でデビュー以降、攻撃的なレースを貫いてきた。「まくり、まくり差しが多いのは若い頃から変わってないですね。攻めたい性格なんで」。記念での走りも見たい選手だが「ケガせず安全第一で上のクラス(A1)であり続けたいなと思ってます。大阪は先輩も強いし若手も成長してるんで、なかなか記念には呼ばれない。呼ばれた時はいつも通り頑張りたいです」と謙遜する。
それでも「今は調子がいいんで、ダービーは意識して走りたいです。1回はSGカッパ(レーシングスーツ)に袖を通したいんで」と、10月尼崎ダービーでのSG初出場が今年の大目標だ。
趣味の話になると、声のトーンも1段アップ。ピット内でもTシャツを愛着する、バンドグループ「Novelbright(ノーベルブライト)」の〝推し活〟に励んでいる。昨年10月に姫路城で開催されたライブを家族4人で見に行き、魅了された。「最初はライブなんて敷居が高いと思ってたんですけどね。妻と小6の娘と一緒にハマって、ファンクラブにも初めて入りました。中2の長男はハマらなかったんですけど…」と明かす。
「推し活をしだしてから、ボートの調子がいいんですよ。去年は6月に常滑であったライブの直前のとこなめで優勝、7月は東京でのライブの直後の平和島で2節連続で優勝しました」と、レース前後のライブが本業で優勝の好結果を与えた。
さらに「10月はちょうどF休みだったんで仙台、山形、ソウル、香港と毎週行きました」とF休み中に思う存分、ライブを満喫した結果が現在の好調につながっているというわけだ。
「去年は全国10公演、全部のアリーナツアーを回りました。3月の台湾も行く予定。推し活はお金がかかるんで、いっぱい稼がないと。やる気倍増です」。金額もかさむライブ費用を稼ぐことをモチベーションに、本業での活躍を誓う。












