明石家さんまが17日深夜放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演。肺がんのため、今月1日に亡くなった久米宏さん(享年81)を追悼した。

 さんまは「去年から、私が尊敬したりとか、自分の青春であった人たちが亡くなられて。今回、久米宏さんが亡くなられたっていうことで。久米さんとは、ゴルフをちょこちょことさせていただいてたんですよ」とこの話題に触れた。

 訃報は旧知のテレビ関係者から知らされたそうで「『久米さんがこういうことになりましたので…』って。そしたら、写真を送ってくれたんですよ。僕と久米さんがゴルフやってるショットなんですけど、なんと俺も記憶にまったくなかったんですけど、久米さん、俺、タモリさんでゴルフ何回か回ってるんですよ。別々は覚えてんねんけど、3人がそろったという記憶は俺の中には残ってなかった」と明かした。

 また、ゴルフをよくしていたころについて「ずっと久米さんのことを『フォレストガンプ』って呼んでたらしいんです。髪型が似てるから」と回想。「俺が『ガンプ、ガンプ』って言うてたらしいねん。それを久米さんが『いつも僕のことをフォレストガンプって呼んでた、さんまさんは』って(送られてきたメールに)書いてあった。そういう思い出をずっと思い出さされた」としみじみ。

 久米さんの仕事ぶりについては「俺はみんな『Nステがどうの』とか『ぴったしカンカンがどうの』って言うけど、久米さんの本当のすごいのは多分『TVスクランブル』っていう番組。横山やすし師匠をあれだけうまく転がせるのは、東京のMCではおそらく久米宏だけだと思うくらい。東京のMCさんはやすし師匠みたいな人は、扱いに困ってはったんです」と振り返った。

「フォレストガンプ」と同じ髪形だった?1990年代の久米宏さん
「フォレストガンプ」と同じ髪形だった?1990年代の久米宏さん

「TVスクランブル」(日テレ系、1982年~85年)では、やすしさんはレギュラーコメンテーターでありながら、飲酒して生放送に臨んだり、遅刻したり、放送禁止用語を発したり、途中で帰ったりと問題行動を多発させた。さんまは「やすし師匠のことを久米さんに聞いたことがあるんですけど、ディレクターは『お酒飲むのやめてください』って注意しはったんですって。ほんなら、久米さんが『やすし師匠は今のままで。コメントは僕が何とかしますから』って。やすし師匠を自由にさせといて、久米さんがフォローしていく。それで番組中に『不適切な言葉がありました…』」と苦笑した。

 村上ショージは「フォローできてませんやん! 謝罪してますやん!」とツッコんだが、さんまは「いや、俺はそれが久米さんの狙いだったと思うねんけどもね。俺も好きな番組だったんで。久米宏っていう東京のMCが見事に手のひらで転がしていたのが、とんでもなくすごい。まあ、本人にもそれは伝えたことはあると思うんですけど。まあ、それはそれは器のデカさを感じた」と感慨深げ。

 最後に「そういういろんなものを教えてくれた人たちが。俺たちがそれぐらいの年になったのかな。俺たちの青春の人たちが、次々に去年から亡くなっていかれるんで。まあそういう年代なんですけども。なんかものすごく寂しく感じますよね」と素直な気持ちを吐露した。