フリーアナウンサーの有働由美子が16日、ニッポン放送「うどうのらじお」に出演。肺がんのため、今月1日に亡くなった久米宏さん(享年81)を追悼した。

 有働は「久米宏さんの訃報が火曜日に入ってきて」とこの話題を切り出し、「私は接点はまったくないんですけど、『ニュースステーション』を見てテレビの世界に行きたいって強く思ったので」と打ち明けた。

 同番組の魅力について「子供ってニュース見なくても別にいいやんっていう、新聞とか難しくて読めないやって思ったけど、『ニュースステーション』を見ることで『なるほどね』みたいな。半分エンタメ要素で、そこでひき込んで内容はしっかりで、世界のことに目を向けさせてくれたのも『ニュースステーション』だった」と説明し、「なので、ずーっと久米宏さんているもんだと思って生きてきたから、お亡くなりになって、『そうか…』って。『80歳をお超えになってたんだ』って思いましたけどね」と突然の訃報の衝撃を表した。

 アシスタントの熊谷実帆アナから「いま報道で仕事されてますけど、影響を受けたことはありますか?」と聞かれると、有働は「難しいことを難しく言うのがニュースじゃないっていうので。NHKに入社したときに新人で番組提案させてくれて、『ニュース25時』っていうのを提案したことがあるんですよ」と告白。

 その提案書には「NHKのニュースは1回見ただけではわからない」「そういうわかりにくいニュースをやめて子供でもわかるニュースにする」と書いていたそうで、「それを報道の人たちに見せたっていう若気の至りだったんですけど…それは絶対『ニュースステーション』の影響で、ああいうニュースがしたい(思い)でした」と振り返った。

 また、後継番組「報道ステーション」(テレ朝系)の40分に渡る久米さんの特集を見たといい「『いま伝えてるうちらは覚悟がちょい足らへんな』と思って。久米さんが久米さん流を貫くには、きっと。それを踏まえてニュースのあり方を変えて行った人だから、『その覚悟が足らん!』と思って、見ながらめちゃくちゃグサグサ反省しました」と明かした。

 その上で「でも、そういう先人がいてくださると、こうして見ると、『今どうやねん』って突きつけられる感じがして、改めてありがたい存在だなと思いました」と感謝し、「なので私もちょっとショックでした」と別れを悼んでいた。