テレビ朝日は12日、シリーズ化された人気ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」の韓国でのリメーク契約を締結し、制作が正式スタートしたことを発表した。大手制作会社スタジオドラゴンとスタジオS(SBSドラマスタジオ)が担当し、2026年には3大ネットワークの一つであるSBSの新ドラマとして編成・放送されることも決まった。

 12~21年にわたって7シリーズが放送された「ドクターX」。米倉涼子演じる主人公のフリー外科医・大門未知子が放つ「私、失敗しないので」というキャッチ―なセリフや個性的な登場人物が人気を呼び、高視聴率を記録した。テレ朝によると、全シリーズの平均視聴率は個人11・6%、世帯20・4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。数々の賞にも輝いている。

 韓国版は医療の世界を舞台にした社会派サスペンス〝メディカル・ノワール〟としてリメークされる。タイトルは「ドクターX:白いマフィアの時代」。監督、脚本にはイ・ジョンリム氏、ピョン・ソングン氏が起用された。

 注目の大門にあたる主人公ケ・スジョンを演じるのは、昨年大ヒットしたドラマ「涙の女王」に主演し、日本でも人気が高いキム・ジウォン。高額請求書とともにメロンを届ける名医紹介所の所長・神原(岸部一徳)にあたるチャン・ヒスク役は、米アカデミー賞で作品賞など4冠の「パラサイト 半地下の家族」に出演した実力派女優イ・ジョンウンが演じる。

 テレ朝の内山聖子エグゼクティブプロデューサーは「『ドクターX』はシリーズ当初より海外で多くの人が見てくださる作品でしたが、自身としては、世界各国でローカライズされる『ドクターX』を見たいとずっと願っておりました。何年も前から韓国や北米のプロデューサーの方々ともリメイクの話をしましたが、この度素晴らしいキャスト、スタッフで成立して嬉しいです。『世界中にドクターXはいる』と信じています」とコメントを寄せた。