ミュージカル女優の屋比久知奈(やびく・ともな=31)と唯月(ゆづき)ふうか(29)が、新作ミュージカル「白爪草」(来年1月8~22日)に双子の姉妹役でダブル主演。その製作発表が20日、会場の「SUPERNOVA KAWASAKI」(神奈川・川崎)で行われ、息の合った4曲を披露した。

 同作は5年前のコロナ禍、VTuber・電脳少女シロ主演の全編バーチャルキャストで上映された同名タイトル映画の〝生〟舞台版。花屋で働く妹の蒼(屋比久)と、6年前に母親を殺し出所した姉・紅(唯月)が再会し…という、花屋の作業部屋を舞台にした心理サスペンス劇だ。

 ディズニーアニメ映画「モアナと伝説の海」(2017年)で日本語吹替版モアナ役を演じている屋比久。今回のオファーを受け、「女性2人でミュージカルをできるっていうことが、本当にうれしかったです。男性2人の作品はあったりするんですけど、女性が…っていうところって、あんまり機会がなかったりするので…」。実際かなり珍しいという。

 一方の唯月は「ピーターパン」(13~16年)、「四月は君の嘘」(22年)、「ジェイミー」(25年)などミュージカル歴が長いが、今回の配役は「私自身、本当に今まで挑戦したことがない役柄で、今いろいろ模索している最中」だという。「今までにないような作品だと思うので、殻をこう何枚も何枚も破って新しい自分に、この作品を通して出会えたらなと思っております」

 四方を客席で囲んだステージで、2人は全方向から丸見えで演技するというのも見どころだ。

 電脳少女シロから届いたスペシャル映像も公開された。ミュージカル化を「やった~!」と祝福。「とても思い出深い、大切な作品です」「独特の世界観が愛され、今日までにリバイバル上映などが行われました」「もう全てを心から楽しみにしています」と2人にメッセージを送った。