“女芸人マニア”として知られているお笑いコンビ「馬鹿よ貴方は」の新道竜巳が、これから“馬鹿売れ”しそうな女芸人を紹介するこの連載。今回は、結成わずか5か月で女芸人ナンバーワン決定戦「THE W 2025」準決勝に進んだ、ブレーク間近の女性コンビを紹介する――。

【プロフィル】
 コンビ名‥南天
 結成‥2025年6月
 事務所‥SMA NEET Project
 写真右‥天野裕加里
 生年月日‥1981年10月30日
 写真左‥南見奈美
 生年月日‥1987年12月9日

 実はこのコンビ、結成から5か月しかたっていません。天野さんは、この連載で前回紹介したとんでもあやさんと「あっぱれ婦人会」というコンビで活動してましたが、昨年1月に解散。そして今年、南見さんと南天を結成しました。

天野裕加里と「あっぱれ婦人会」を組んでいたとんでもあや
天野裕加里と「あっぱれ婦人会」を組んでいたとんでもあや

 わずか5か月で目覚ましく成長し、今年の「THE W」では準決勝進出。残念ながら決勝には進めず、決勝進出したとんでもあやさんとの“元相方対決”は実現しませんでしたが、決勝進出の可能性を感じさせる漫才を披露してくれました。

 そんな2人に話を聞いてみました。

 ――お2人の経歴は

 天野「高校卒業後、舞台を中心にコメディー俳優を約10年ほど続け、28歳の時に芸人に。その後、あっぱれ婦人会で5年活動。解散後に南天を結成しました」

 南見「大学卒業後、会社員となり結婚。3人の子供を出産後、思い立って芸人を始めました」

 ――お笑いを始めたきっかけは

 天野「あくまでコメディー女優を目指してましたが、養成所の授業でネタ作りに出合い、すごく面白いと感じて芸人になりました」

 南見「一番下の子供が2歳になったタイミングでもういいかなと思い、芸人を始めました。ずっとお笑いが好きでしたが、就職、結婚、出産という世間の定番ルート?に乗り、このまま生きていくのかなぁと漠然と思ってたのですが、最初の相方と出会った時にタイミングなんて自分でつくるしかないと気付き、あれよあれよという間に芸人になっていました」

 ――コンビを結成した経緯は

 天野「あっぱれ婦人会解散後、南見さんがユニットに誘ってくださり、最初はコントだけやっていたのですが、ある時南見さんが漫才を書いてきてくださり、直感的にすごく手応えがあった。面白い!と感じたので、私の方から本格的にコンビを組まないかとお声がけさせていただきました」

 ――コンビの目標は

 天野「ネタを続けながらネタ番組やトーク、バラエティーなどにも出演していきたい! とにかくお笑い芸人としてご飯が食べていけるようになることが目標です」

 南見「冠番組を持つことが夢! お昼の情報番組でロケをさせてもらうとか、子供番組などもやってみたい。ネタもずっとやりたいので舞台からも離れたくない!」

 ――ネタの作り方は

 天野「南見さんの原案に私が感想や意見をお伝えし、作っていく感じです」

 南見「天野さんが叫んで転げ回れるストーリーを考えることに一番重きを置いています」

 ――結成してすぐに賞レースで結果を出した

 天野「私は主にギャーギャー担当で、常に南見さんの言動に戸惑っているだけなので、200%南見さんの執筆力のたまもの! 南見に感謝感激観覧車、ぐるぐるぐるで本当に感謝です」

 南見「天野さんのおかげです! 本当にお姉ちゃんのような存在です(よくおばあちゃんにもなってますが)」

 ――南見さんは子供が3人いる中での活動

 南見「スベって帰ってきても子供たちが『ママが一番面白いよ~』とホメてくれるので精神的には最高です」

 ――天野さんの元相方・とんでもあやさんは「THE W」で決勝進出

 天野「さすがのひと言! 悔しくないと言えばウソになりますが、元相方として腹の底から『あっぱれ』でございます!」

 ――「THE W」への思いは

 南見「来年こそ絶対に決勝に行きたい。夢は見るもんじゃない、語るもんじゃない、かなえるものだから!!!!!!!」

 才能が開花するまで秒読みです!

 ☆しんどう・たつみ 1977年4月15日生まれ、千葉県出身、本名・濱島英治郎。平井“ファラオ”光と組む「馬鹿よ貴方は」として「THE MANZAI」「M―1グランプリ」で決勝進出を果たした実力派。緻密なネタ作りに定評がある一方、女芸人ナンバーワン決定戦「THE W」では、予選会場に足しげく通い、ほとんどの出場者のネタを見るほどの“女芸人マニア”。