シンガーソングライターの高山厳(74)が26日、東京・目黒「BLUES ALLEY JAPAN」でソロデビュー50周年弾き語りライブを行った。
高山は1971年に、ばんばひろふみ、今井ひろしとフォークグループ「バンバン」を結成し、大阪を中心にしていたが自分の活動を優先するため脱退。75年7月に「忘れません」でソロデビュー。長く苦労を重ねたが、92年に「心凍らせて」が大ヒットすると、同年の全日本有線放送大賞グランプリを受賞し、NHK紅白歌合戦にも出場した。
この日はバンバンのデビュー曲「何もしないで」を皮切りに自身の音楽人生をたどるように全19曲を披露。
「音楽で食べていけない時期はプラスチック工場でアルバイトしていた時期が10年ありましたね。自分が辞めたあとにバンバンが『いちご白書をもう一度』でヒットして、これは取返しのつかない人生だと思ったこともありましたが、他の工場から(いちご白書が)聞こえてくるんです。『高山、お前も頑張れ』って言ってくれるような気がしてね。自分でもよく辛抱できたと思います」
当時の事務所(ヤングジャパン)では「アリス」「バンバン」「ザ・ムッシュ」が3大バンドと称された。2023年に亡くなったアリスの谷村新司さんとの青春まばゆいエピソードも明かした。
「東京に事務所ができて、古い一軒家だったんです。そこでチンペイさん(谷村新司)とべーやん(堀内孝雄)がダブルベッドに、今井さん、僕、ばんばさんが3段ベッドで寝ていました。エアコンもない時代です、夏は暑くてね、みんなで下着姿で屋上で夕涼みをした。かけがえのない絆がありました」
アンコールの途中にはバンドメンバーが突如、「ハッピーバースデー」を演奏して、先週74歳の誕生日を迎えた高山にバースデーケーキのサプライズ。高山は「曲を間違えたのかと思った」大笑いしつつ、観客も一緒に歌って祝福した。
「うまくいかなくても自分の人生だと言い聞かせて頑張ってきました」と振り返った高山。18曲を歌い終えて繰り出した渾身のガッツポーズには〝生きていく強さ〟がこもっていた。














