俳優の横浜流星が主演を務めるNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の第38回「地本問屋仲間事之始」が5日、オンエアされた。この回には歌舞伎俳優・片岡愛之助が演じる鱗形屋孫兵衛が復活し「鱗の旦那が出ているのがうれしい」とネットでも盛り上がった。
質素倹約を掲げる松平定信(井上祐貴)は、改革の手を緩めず、学問や思想に厳しい目を向け、ついに出版統制を始める。蔦重は江戸の地本にかかわる本屋、板木屋、戯作者などを集めた。その中にナレーションの綾瀬はるかから「お久しぶりのこんな方々も」と紹介されたのが、西村まさ彦演じる西村屋与八と、白髪頭になった鱗形屋だ。
蔦重はみんなの前で「申し訳ございません。此度の御触れは間違いなく、私のしくじりがきっかけ」と頭を下げた。ただ謝るだけでなく、出版統制の御触れの中に「どうしても作りたい場合は指図を受けろ」ということがあり、この文言を逆手に蔦重が「江戸中の地本問屋が指図を受けにいきゃあどうかと」と出版統制の対応策を掲げた。大量に本にしたいという案件を持っていき、最終的に指図を受けなくてもいいと、御触れを変えさせようという案だ。
この案に鱗形屋は「けど、それじゃ指図もくそもなく、一切出すなってことにはなんねえのかい」と疑問を口にするも、戯作者らが「俺たち役に立てっかな?」と蔦重の案に乗っかる。それをきっかけに空気も変わり、鱗形屋も「よし、蔦重、またおもしれえ話、考えようぜ」と笑みを浮かべた。
鱗形屋はかつて蔦重と吉原の紹介本である「吉原細見」で争ったり「金々先生栄花夢」というヒット作を作ったこともあるが、第19回「鱗の置き土産」では、経営難から廃業を決断。最後には商売道具だった板木を蔦重に譲る粋な振る舞いを見せるなどで「鱗の旦那」と呼ばれ、親しまれていた。
今回、久々の再登場になったことに「鱗の旦那は生きとったんか」「ここで鱗の旦那は熱い」「鱗の旦那が沢山出てくれて嬉しい」と喜ぶ声が上がり、根強い人気を見せつけた。












