瀬戸内を拠点に活動するアイドルグループSTU59の清水紗良(19)が19日、広島・YMCA国際文化センターで主演を務めた、広島戦後80周年記念ふるさと映画「広島物語」の舞台あいさつに登壇した。

 この日、地方創生をテーマにしたオリジナル映画の上映イベント「ふるさと映画祭」が開催。開会は、ひろしま少年少女合唱団による「アオギリの歌」の合唱からスタート。松井一實広島市長は「広島のグルメや景色を織り込みながら、戦争で失われた日常から現在を生きる若者の心情を描いた作品とうかがっています。平和を考えることは未来を見つめること。この作品が次世代に平和の尊さを伝える機会となり、世界中に広がってほしい」と願った。

 映画「広島物語」で、主演の清水は2025年8月6日に20歳を迎えた長沼晴花役を好演。戦後80周年を迎え、広島県の、広島市、呉市、江田島市を舞台に、広島の観光や物産の魅力を伝えつつ、自由と平和の大切さをつなぐ物語を描く。

 清水は「今日を無事に迎えられてホッとしています。私もまだ完成した作品を見ていないので、とてもドキドキしています。舞台あいさつも初めてで緊張していますが、自分の言葉で気持ちをお伝えします。広島の歴史と魅力を学び、皆さんと平和について考えられる機会になればうれしいです」と語り、温かい拍手が送られた。

 上映後の舞台あいさつでは、清水は「この作品は自分を見つめ直す機会となりました。広島の自然の豊かさと人の温かさが映し出されていますので、その魅力を感じていただけたらうれしいです」と訴えると、「広島で生まれ育った私にとって、この作品に関わることは運命のように感じています。広島は悲しい歴史を背負いながらも平和を世界に発信する場所。平和は当たり前ではなく、一人ひとりがつなげていくものだと思います。私もその一員として取り組んでいきます」と誓った。