歌舞伎役者の市川團十郎白猿が1日、大阪市内で行われた「市川團十郎特別公演」(10月1~6日=福岡・博多座、10月10~26日=京都・南座)の取材会に出席した。
團十郎の博多座と南座への出演は、2023年の襲名披露公演以来2年ぶりだ。昼の部は狂言「三升先代萩」で、團十郎が七役早変わりを勤め、夜の部では「Invitation to KABUKI 歌舞伎の世界」と題し、華やかな歌舞伎舞踏「二人藤娘」と荒事「車引」や「荒事絵姿化粧鑑」を上演する。
公演内容について「インバウンドで海外のお客様も多いというところで歌舞伎とはなんぞやっていうクエスチョンがあると思うので、国宝でも『二人藤娘』ってのをやってるので、早速それを使わせてもらおうということで若手に挑戦してもらうのをそのまま採用しました」と解説した。
映画「国宝」や尾上菊五郎らの襲名により歌舞伎にがクローズアップされている。「注目が集まってるかどうかは肌感ですよね。5月も6月も7月も参加させていただいた歌舞伎の客席の雰囲気が比較的いつも見てらっしゃる方とは別に『見てみようか』っていう若いカップルとか」を見かけたとし、続けて「1回目見た時に楽しかったのか、楽しくなかったのか重要なんで、なるべく楽しいものを提供したい」と意気込んだ。
映画・国宝について「歌舞伎役者の日常的なことを写実化した映画だったと思う。映画というコンテンツによって、ずいぶん開示されたなと思う。違う所もあるが、リアリティのあるもので楽しめた」と述べた。
最後に「過程というものを見せる事に世の中は楽しみを見出している人が増えている。プロセスエコノミー的な要素を含んだ歌舞伎公演であることを夜の部のウリとして見てもらいたい。初めて(歌舞伎を)見る方には、夜の部見て、昼の部を見てほしい」とアピールしていた。












