アイドル、タレントのセカンドキャリア支援を行う(株)ツギステは、YU‐Mエンターテインメントと連携した「アイドルリスク対策講座」を都内で開催。2日目(18日)は「失敗あるある&リスク対策」と「メンタル講座」を実施した。
ツギステ代表の橋本ゆき氏(仮面女子の元メンバーで現渋谷区議)は冒頭のあいさつで「相談してくるアイドル、タレントの方は心と体が壊れているケースが結構います。メンタルに不調を抱えていて、なかなか(アイドル)卒業後にセカンドキャリアに踏み出せない。体の不調から職業の選択肢が狭くなる。ずっと自分らしく働き輝き続けるためにも現役のころから心も体も健康に、そしてトラブルなく活動できることの大切さを感じております」と現役のアイドル向けのプログラムを開発した意図を説明した。
本講座にはタレントだけではなく事務所スタッフも参加。「一緒に様々なリスクについて学ぶことによってチーム一丸となってリスクを学び、避けるための研修となっています」(橋本氏)
SNSやお金のトラブル、犯罪に巻き込まれないための対策にスポットを当てた。橋本氏は裏アカの誤爆、〝友人機能〟を使ったSNS発信にも危険性があると指摘。「必ず間違いはあります。投稿する前に、自宅などのプライベート情報がないか、位置情報、誰かを傷つけていないか、本当にいま出していいものかなど何度も確認してから投稿しましょう。投稿したものは必ず拡散されます」。そして「言ったら残る、残ったら広まると認識してください。誤爆や炎上によって仕事と信頼を失います」と語気を強めた。
橋本氏は「メンバーが投稿した写真に学校の体操服を着ていたものがあって、学校と本名がバレた」など〝映え写真〟によって自身が被害を受けたトラブルや〝かわうそ炎上問題〟など、アイドル時代のエピソードを交えながらSNSでのトラブル対策を伝えた。
金銭問題ではクレジットカードの利用方法、知名度に忍び寄るステマの誘惑、怪しい〝お金あげます〟、投資勧誘などの危険性をあげた。
後半には〝メンタルドクターSidow〟こと紫藤佑介氏が登壇しメンタルケアの重要性を強調。心の健康を保つ〝マインドフルネス瞑想〟の一環としての呼吸法も実践した。
初めての研修プログラムを終えた橋本氏は「こういう勉強の機会は(アイドル)現役のころにはなかった。事務所の方にも〝その時、売れればいい〟ではなく、今後も活躍してくれる人材としてこういう機会をいっぱい作ってくれたらうれしい」と呼びかけた。
アイドル時代から同じXのアカウントを使用する橋本氏は区議になってからのほうが〝厳しいコメント〟が寄せられるという。「アイドル時代は〝ブス〟とか、その程度(笑い)で自分の根元を刺激するものではなかった。現在は価値観とか仕事ぶりに対するものなので、グサッとくることが多いです」と打ち明ける。「ただ、アイドル時代の活動が今の仕事に影響を与えている。真面目にアイドル活動をしていたので過去をほじくり返されても困ることはないです。プロレスラーに鼻フックかけられた過去(2015年4月26日=ニコニコ超会議)はありますけど、政治家としての信用を揺るがすものではないですし、クリーンにいられたってことは現在につながっている。現在のアイドルさんも将来を見据え、リスクを考えて行動してほしい」と呼びかけた。












