歌手の氷川きよしが15日、全国ツアー「KIYOSHI HIKAWA+KIINA. Concert Tour 2025 ~KIINA’S LAND~」のロームシアター京都公演を行った。16日配信リリースの新曲「白睡蓮」を作詞した作詞家・松本隆氏が見守る中、ツアーで初披露した。

 5月からスタートしたツアーで、演歌、ポップス、ロックとジャンルを問わず、歌いたい歌、見せたい世界を見せる今回のコンサート。ステージでは紋付袴姿で「箱根八里の半次郎」を歌唱したり、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎 私の愛した歴代ゲゲゲ」(フジテレビ系)のエンディングテーマ「Party of Monsters」なども披露した。

 アンコールでは氷川が歌手を志す原点で、心の支えになっている松田聖子の「赤いスイートピー」を歌唱。氷川が5歳の時初めて見た聖子のコンサートで魅了された曲で、初めて人前で歌って拍手をもらった〝原点〟の曲だ。そして憧れの存在だった松本氏とのタッグが実現した「白睡蓮」を歌った。

「白睡蓮」は作曲がGLAYのTAKURO、プロデュースが亀田誠治と、日本を代表する〝ヒットメーカー〟が集結してつくり上げた壮大なバラード。

 この曲を初めて生で聴いた松本は「今、ここまで〝歌える〟シンガーはあまりいない。KIINA.はスターでありながら本当に性格も素晴らしく、真っすぐ、正直に生きている。KIINA.と何度か話をしている中で、普通の睡蓮とは違って、花の先が尖っている白睡蓮が浮かんできました。TAKURO君の曲も最高です。『赤いスイートピー』と『白睡蓮』合わせて〝紅白〟。年末の大舞台でも聴きたいと思いました」とエールを贈った。

 コンサート後に「松本先生に見守られながら歌えているという感覚があって、安心して歌えました」という氷川。「『白睡蓮』は〝来世〟という歌詞が出てきます。47年間生きてきてたくさんのお別れがありました。きっとみなさんにも大切な人を亡くした経験があると思う。でも、この曲は再会の願いを歌っているので、救われる思いがします。たくさんの方の心に寄り添うような、そして、皆様の生活のバネになるような作品になってくれたらうれしいです」と語った。

 なお「作詞活動55周年 松本隆名曲集」をテーマに生放送される「うたコン」(22日、NHK)では、氷川は「赤いスイートピー」と「白睡蓮」をテレビで初披露する。