米人気ラッパーのディディもしくはパフ・ダディとして知られる大物音楽プロデューサーのショーン・コムズ被告(55)が性的人身売買の罪などに問われた裁判の最終弁論が1日、ニューヨーク南部連邦裁判所で行われ、陪審員が5件の罪状のうち4件で評決に達したものの、残り1件で合意に至らず、判決を下すことができなかった。米紙ニューヨーク・ポストが1日、報じた。
コムズ被告の裁判で、男性8人と女性4人で構成される陪審員が、性的人身売買罪2件、売春目的の移送罪2件について評決に達したものの、組織犯罪共謀罪については合意に至らなかったという。アルン・スブラマニアン裁判官は、2日に審議を継続することを命じた。
陪審員のメモには「2、3、4、5番目の罪状について評決に達した」と記されており、性的人身売買罪2件と売春目的の移送罪2件に言及している。
「第1の罪状については、納得のいかない陪審員がいるため評決に至っていない」とメモは続き、通常はマフィアや麻薬カルテルを起訴するために用いられるRICO法に該当する組織犯罪共謀罪に言及した。一連の犯罪行為は、コムズ被告が単独で行ったわけではなく、組織犯罪かどうかだ。
コムズ被告は、20年間にわたり放火、誘拐、性的人身売買などの犯罪を企てたとされる犯罪組織を率いていたとして告発されている。
無罪を主張しているコムズ被告は、メモが法廷で読み上げられる前に7人の弁護士が彼の周りに集まった後、悲しそうな表情を見せた。
陪審員は6月30日に評決を開始した。7月1日、陪審員は、コムズ被告の元恋人で歌手のキャシー・ベンチュラの証言の一部を提出するよう求めた。その証言には、2016年にロサンゼルスのホテルの防犯カメラにとらえられた暴行事件の詳細も含まれていた。
この裁判は主にベンチュラの証言を中心に展開しており、ベンチュラはコムズ被告に繰り返し暴行され、「フリークオフ」と呼ばれるドラッグ漬けの乱交パーティーを強要されたと主張している。












