米人気ラッパーのディディもしくはパフ・ダディとして知られる大物音楽プロデューサーのショーン・コムズ被告(55)が性的人身売買と恐喝の罪に問われた裁判が27日、ニューヨーク南部連邦裁判所で行われ、元アシスタントが証人証言した。そこでコムズ被告が拳銃で脅迫しようとした相手として、人気ラッパーの50セントの名前が出た。50セントは即座にSNSでコムズ被告を攻撃した。米メディア「デーリー・ビースト」が27日、報じた。

 コムズ被告と50センチは約20年前から確執を繰り広げていたが、2023年にコムズ被告の性的暴行疑惑が浮上して以降、50セントがSNSでコムズ被告を執拗に攻撃するようになった。2人は今も昔も因縁の仲だ。

 証言台に立った元アシスタントのカプリコーン・クラークさんは、コムズ被告が2000年代初頭にMTVのイベントで50セントと会った後、50セントとの確執についてグチを言う中で「あんなやり取りは好きじゃない…銃が好きなんだ」とこぼしたことを明かした。

犬猿の仲で知られる50セント(ロイター)
犬猿の仲で知られる50セント(ロイター)

 法廷の様子は、逐一、速報で流れていた。

 この証言を知った50セントは、すぐにインスタグラムに「カット、カット。ちょっと待って、パフィーが銃を持っているなんて信じられない。安全じゃない気がするLOL」と投稿した。

 LOLとはラフィング・アウト・ラウドの略で、大声で笑うということ。日本のSNSでの(笑)やwと同じく笑いを表現するものだ。

 50セントはコムズ被告を挑発することで有名になっているため、裁判で彼の名前が言及されると、フォロワーたちは彼のSNSに殺到した。

 あるユーザーは「彼の名前が言及された瞬間、50セントのページに直行したのは私だけじゃないはずだ」と書いた。別のユーザーは「これで、この投稿を待っていたことが分かっただろう。50セント、君はいつも期待を裏切らない」と記した。

 50セントは、2006年にはコムズ被告が別名ノトーリアス・B.I.G.さん(1997年に銃撃され死亡。事件は未解決)の殺害に関与したと非難する曲も発表している。

 さらに50セントは、SNSの枠をはるかに超えてコムズ被告への攻撃を展開し、2023に自身の会社がコムズ被告に関するドキュメンタリーシリーズを制作すると発表した。このシリーズは近い将来ネットフリックスで配信される予定だが、配信日は未定だ。