◇富田恕生(26)福岡支部125期

 2025年後期適用勝率は5・21。2023年後期からは4点台後半から5点台前半の勝率が続いている。しかし、5月から級別審査期間がスタートした2026年前期適用勝率は4・04と低調だ。

 まだ新期に入ってから1か月ちょっととはいえ、富田自身は「期の出だしはいつもつまずく。前期は後半に優出して何とか盛り返した。スタートも行けなくて道中でさばいて2、3着が多い。逆に言えば1Mでケリをつけれない選手。スタート力とペラですね」と悔しそうに話す。

 その一方で、この課題をクリアすれば勝率5点台後半、A級昇格にも手が届く。「期初めの季節の変わり目が苦手で今までやってこなかったペラ調整の勉強を始めた」と新たな調整方法を模索。「練習でも乗るだけでなく独自でペラの研究に時間を使っています。人に聞いても合わないので〝自己流〟で」と地道に正解を求めて〝調整→乗って確認〟の作業を繰り返している。

 さらに福岡支部先輩からも貴重なアドバイスをもらっている。「師匠はいないけど、親しくさせていただいている香月大介さんにはお世話になっています。ペラはもちろんレース場の特徴、道中での走り、その節にはやっているペラの情報をいただいています」と感謝しきりだ

 SG覇者の同期・定松勇樹の存在も心強い。「サダとはめっちゃ仲がいいんですよ。サダはスタートが早いし、メンタルのこととかレースのこと、調整のことを聞けばいつでもしっかり教えてくれる。特にメンタル面では支えられている。僕もメンタルを強化してスタートを克服していきたい」と明かす。

 身体能力には自信がある。「もともと体操をやっていたのでスタートしてからのかぶりやバランス感覚はいい。あまり転覆とかもないし、事故も少ないです。ケガもしないのは大きい」。この強靭な土台に調整力、スタート力が加われば一気に飛躍する可能性もある。

 次節は芦屋GⅢウエスタンヤング。「運要素とかではなく、しっかりいい枠で優勝戦に乗る」と気合も十分。この若手バトルで結果を出して次のステップに歩を進める。