タレントの山田雅人が3日、ABCラジオ「ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です」に出演し、この日の早朝に訃報が伝えられた長嶋茂雄さんを偲んだ。
山田は、スポーツ選手などの半生を独自の取材を重ねて自身の言葉で話す「かたり」という話芸で知られる。その中の一つである「長嶋茂雄物語」は、実際の長嶋さんの家に出向いて本人に聞いてもらい、許可を得たものだという。
山田は「田園調布の家に訪ねて、そこで長嶋さんの前で『こんな〝かたり〟が今できてます』言うて、披露して、補足してもらって。で、許可をもらって」と明かした。その後は長嶋さん自身が山田を指名して、誕生パーティーやディナーショーなどに招いて〝かたり〟を披露する関係になったという。
山田は、長嶋さんの自宅を訪ねた時のことについて、「ピンポンって鳴らしたら、本人が出迎えてくれはって。何て言ったと思う? 開けた瞬間に『長嶋で~す』って言ったんよ。オレは知ってますやん」。その時は手土産として、かりんとうを持参していたが、長嶋さんはその袋を見つけると、「欲しかったんだよ、かりんとう」と言ったという。
もともとは阪神ファンである山田は、長嶋さんの現役時代のエピソードも語った。「阪神に上田次朗ってピッチャーがおってな。ノーヒットノーランやっててん。オレ見に行ってた」
しかし、9回二死から長嶋さんがヒットを打ち、ノーヒットノーランは夢と消えたという。当時は今のようなトランペットの応援がなかったため、「静かやねん。聞こえんねん。長嶋さんが一塁キャンバスから上田次朗に何て言うたと思う? 『ごめんね、ジロー』って言うたんやから」。
その後、上田投手は無事に完封勝利を収めたが、山田は「上田次朗がインタビューで『ノーヒットノーランよりうれしかったのは、長嶋さんに名前を覚えてもらった』と(話していた)」と明かした。ちなみに当時、奥村チヨの「ごめんね…ジロー」という曲が流行していたという。












