福岡・拠点を拠点にする人気アイドルグループ「HKT48」といえば、指原莉乃、宮脇咲良、田中美久、矢吹奈子、村重杏奈らさまざまなステージで今も卒業生が活躍中だ。現在も〝人材の宝庫〟といわれるグループ。HKT48のチームHキャプテン・豊永阿紀(25)とチームKⅣキャプテン・今村麻莉愛(21)に〝HKT48の魅力と今〟を聞いた――。

 ――グループは結成から14年目を迎えた

 豊永 私は2022年からキャプテンを務めてますけど、その時はまだ1期生さんもいたし、年齢的に上の先輩も多かった。今は年齢的に上から2番目になりましたけど、グループの色は受け継がれている。それがいっぱい伝わってほしいですし、過去にHKT48を好きだった方にも、変わってないじゃんと思ってもらえる機会をこれからたくさん作っていきたい。

 今村 私は去年9月にキャプテンになったばかりで、キャプテンとしてはまだまだこれから。私自身は、(2015年の第2回AKB48グループ)ドラフト会議でHKT48から指名されてから10年経った。メンバーは変わったけど、ちょっとふざけたことにも真剣に取り組むのがHKT48らしさだなと思っていて。卒業された指原(莉乃)さんとか村重(杏奈)さんが率先して真剣にふざけることをやってけど、メンバーは変わりつつもいいところは変わっていない。今のグループはすごく面白いので、もっともっと知ってほしいです。

 ――昨年5月にデビューしたばかりの7期生をはじめ、10代のメンバーが一気に増えた

 豊永 若い子たちはK-POPなどいろんなアイドルを見て育ってきて、ダンススキルがすでに高い子もいる。先輩から〝お客さんに楽しんでもらうことが第一〟というマインドは受け継がれてきたんですけど、それを大切にしながらグループとしての魅せ方を考えています。今年はHKT48劇場での公演を中心にやってきて、それぞれのチームで〝グループの方針としてこういう公演を作っていこう〟と話す時間も増えてきた。HKT48のいい意味でのぐちゃぐちゃ感と、パフォーマンスなどそれぞれメンバーが信念を持ってやっていることが、世の中と合うタイミングが絶対来ると思っています。

 ――今村さんは?

 今村 48グループの良さはいろんなメンバーがいること。ダンスが得意な子、歌が得意な子もいれば、MCで輝く子もいるし、絶対に推しメンが見つかる。それこそ(豊永)阿紀ちゃんなら、サッカー好きでアビスパ福岡の公式アンバサダーもしている。サッカーファンの方が阿紀ちゃん経由で、HKT48のことを知ってくださる。それに、アイドルをしたいって子も48グループで探していたいただけたら、個性で挑戦できると思います。いろんな面があるのがHK48の良さだなと思います。

 豊永 個性豊かって一つの言葉で言うと簡単なんですけど、ごちゃ混ぜなのを許してもらえる環境。バスケに興味があってバスケチームの応援隊長みたいな活動をしている同期の地頭江音々もいるし、群馬出身の(今村)麻莉愛ちゃんは県をPRする「ぐんま特使」を務めたり、アニメ「ぐんまちゃん」の歌を担当したり。市村愛里は競馬番組に出演させていただいたり、大分出身の子なら大分で仕事したりと個人でいろんな場所で頑張る子が増えたと思います。

 ――指原さん、村重さん以外にも卒業生には世界的に活躍している宮脇咲良さんをはじめ、グラビア界を席巻中の田中美久さん、女優など他方面で活躍中の矢吹奈子さんらが顔を揃える。FRUITS ZIPPERの月足天音さんも卒業生です。個性豊かな人材を輩出できるんですかね?

 豊永 他のグループのことはわからないんですけど、グループのときにすごく楽しく活動できているからこそ、辞めた後も芸能活動していきたいって前向きな気持ちにつながってたりするのかなとは思います。例えば、〝ふざける〟とか人から見たら欠点と言われることかもしれないけど、それを〝大丈夫〟と認めるみたいな。もちろんグループとしてバランスは大事でパフォーマンスレベルも上げていきますけど、個性には本当に寛容なグループだなと。伸ばす雰囲気があるというか。

 今村 尊重し合うとか、そういう仰々しいことじゃなく、面白がる感じなんですよね。

 ――グループとしてしたいことは

 今村 九州ツアーで九州の全県を回りたい! 私は加入してからまだ経験がないので。

 豊永 私もしたい! 今、AKB48さんがもう一度東京ドームに立つっていうのを掲げて武道館公演を発表されている。私は大きなステージに立ったことがあって、その感動を分かってるからこそ、後輩にも立たせてあげたいなっていう気持ちがあります。あとは、最近はSTU48さんやNGT48さんと一緒にライブをする機会が増えているんですけど、そうした48グループ全体としての景色を見せたいし、後輩たちに教えたい気持ちの方も強い。他の48グループと交流することで、自分たちの良さに気づけたりもする。あとは大人数すぎてカオスな感じがすごいですから(笑い)

 今村 確かに他の48グループと交流するとやっぱりすごい成長にもつながるなと思うし、多くの人に知ってもらえる良い機会だと思う。去年、NGT48さんと合同コンサートをしたときはこんないい曲があるんだと知れたし、お互いを思い合ってた感じがすごく出てきた。

 ――アイドルとして九州をはじめ、日本を元気づけたい思いを感じる

 豊永 九州は音楽フェスが増えたり、エンタメがすごく盛んになってきているなと感じます。私たちも盛り上げていけたら!

☆とよなが・あき 1999年10月25日生まれ、福岡県出身。2016年7月、4期生として加入。2022年にHKT48・チームHのキャプテンに就任。趣味の写真撮影を生かし、23年にアートブック「to 4 seasons」を発売。18年からアビスパ福岡の公式アンバサダーも務めている。

☆いまむら・まりあ 2003年9月14日生まれ、群馬県出身。15年にドラフト2期生として加入。24年9月にHKT48・チームKⅣキャプテンに就任。23年には群馬県の観光資源や魅力をPRする「ぐんま特使」に就任した。