【今週の秘蔵フォト】1986年に資生堂のモデルとしてデビューした桐島かれんはルックス、プロポーション、知性を兼ね備えた稀有な存在として人気を集めた。ドラマ、映画、CMでも活躍して89年には再結成したサディスティック・ミカ・バンドのボーカルを務めるなど多彩な才能を発揮した。
93年9月1日付本紙には映画「修羅場の人間学」(東映)の公開を11月に控えた桐島のインタビューが掲載されている。桐島が演じたのは学生(高嶋政伸)が憧れるヤクザ(布施博)の恋人役で、米軍に出入りするハーフの役だった。得意の英語でアドリブも飛び出しスタッフをうならせたという。
「セリフはない方が楽ですよ。演技も監督のなすがままがいい」と語ったが何と民謡も披露しており「民謡を歌うのは初めて。聴いたこともなかった」と笑顔を見せた。「洋画は見ても邦画は見ない」という桐島にとって、撮影現場は「スタッフのみなさんはまるで軍隊みたいに動くんですね」と映ったという。
7月には人気写真家の上田義彦氏と入籍したばかりで、同作品の後は当分、芸能活動を控える予定だという。「海外旅行に行きたい。特に鎖国というバージン状態のブータンには絶対行ってみたいですね」と語った。
その後も映画やCMで活躍。現在は、別荘として使用していた日本家屋を改修した葉山の家で海辺の暮らしを楽しみつつ、東京、八ヶ岳の別荘で3拠点生活を送る。またファッションブランド「ハウス オブ ロータス」のクリエイティブディレクターとしても活躍中。優雅で美しい人は、永遠に美しさを失わない。 (敬称略)












