25日のNHK連続テレビ小説「あんぱん」第20回で、義兄宅に出戻りしていた登美子(松嶋菜々子)が再び家を出て息子の嵩(北村匠海)に別れを告げた。次週予告に姿はなく、〝退場〟なのか注目される。

 嵩は高知第一高校の受験に落ち、のぶ(今田美桜)は女子師範学校に合格する。元気のない嵩を取り巻く登美子や義兄の寛(竹野内豊)、その養子で嵩の実弟でもある千尋(中沢元紀)ら。そこにのぶが、嵩を元気づけようとあんぱんを差し入れに訪れた。

 登美子はのぶに対し、合格したから「そんなに明るく言えるのよ」。学力に不安のあったのぶは嵩に勉強を教えてもらっていた。「嵩はあなたのせいで勉強ができなかったんじゃないかしら」と登美子は追い打ちをかける。これに千尋が「最低や」と激高。登美子はもう1人の息子である千尋と緊迫ムードに。続く場面、行李を下げて駅に向かう登美子がいた。

 追いかける嵩が1浪を寛に認められたと伝えると、登美子は「1年なんて待てないわ」。さらに皮肉めいた言葉を続け、最後に「フッ」と軽く吹きだし「2人とも、このお腹を痛めて生んだ子なのにね」と言い、「じゃあね」「ごきげんよう。さようなら」と背を向けた。

 一度〝捨てた〟嵩を出戻り後に溺愛し、その子が試練の時を迎えているのに「待てない」。身勝手な母に、X(旧ツイッター)では「心を痛めた視聴者多数」「最後まで嵩に母の呪縛をかけないでほしい」と怒りの投稿や、「何かあるんだろうか」「病気なんか?」といぶかる反応などがみられた。これで物語から消えてしまうのか。「完全退場とは思えない」といった投稿もあり、動向が関心を呼びそうだ。