アイドルグループ「SKE48」の荒井優希(26)が3月31日でグループを卒業した。第1回AKB48グループドラフト会議で指名されてSKE48のメンバーとなった荒井が約11年間のアイドル活動について激白。荒井がグループを代表する人気メンバーに成長した裏側には元AKB48・大島優子から贈られた〝金言〟があった。

 ――SKE48を卒業すると決断した理由は

 荒井 やり切ったということが1番大きくて、後悔、悔いもありません。本当にステキなファンの方に出会えて幸せなアイドル人生だったと思います。

 ――2013年11月に行われた第1回AKB48グループドラフト会議でSKE48のチームKⅡから4巡目で指名されてアイドルになった

 荒井 なかなか指名されなくてもう落ちたと思ったんですよ。ドラフト会議当日は中学の修学旅行の日だったんですけど、終わってから合流しました。もし指名されていなかったら恥ずかしくてみんなに合わせる顔はなかったので指名されて本当に良かったです。

 ――アイドル活動を振り返って思い出に残ることは

 荒井 メンバーと楽しく話したり遊びに行ったこと、AKB48グループ選抜総選挙でランクインしたこと、SKE48の選抜に入ったことなどいろんな思い出があります。本当に一番は難しいんですけど、楽しかった記憶がたくさんで(当時は)いやだったことも今振り返れば話のネタになるし、面白かったというレベルまで来ているので、全部楽しかったですね。SKE48に入って本当に良かったです。

 ――お披露目は2014年2月1日に行われたSKE48のナゴヤドームコンサートだった

 荒井 私たちドラフト1期生は「チャイムはラブソング」を披露したのですが、リハーサルを客席で見せてもらって先輩たちのパフォーマンスが本当にすごくて…。本番では「フィンランドミラクル」を歌ったときの向田茉夏さんへのコールがすごすぎてビックリしました。

 ――最初のころは選抜、全国ツアー、舞台などに出演するメンバーになかなか選ばれなかった

 荒井 当時は同期が選ばれて自分は選ばれないということをすごく気にしていました。そんなときに(AKB48の)大島優子さんの卒業ライブがあったんです。優子さんとはそれまで話したこともなかったのですが、一緒に写真を撮ってもらう機会があって「何か悩みとかある?」と聞かれたんです。「同期との差が気になる」みたいなことを伝えたら後で長文のLINEをいただいたんですよ。「選ばれない時間は選ばれるまでの準備期間だよ」という内容の言葉をいただいて、そこから考え方が変わったというか、その言葉にすごく支えられました。それまでは「選ばれない、選ばれない」って思いすぎて、「悔しい」「悲しい」という感情でだいぶ時間を無駄にしちゃったなって思ったんです。選ばれた時のためにどうしたらいいかということをすごく考えてブログやSNSを一生懸命するようになりました。そこからファンの方に総選挙やCM選抜に投票で選んでいただけるようになったんです。本当に奇跡のようなことでした。優子さんは同じグループでもないし、全く関わりや接点もなかったのに考え方を変えるきっかけを与えていただきました。本当に感謝しています。

 ――荒井さんにとってSKE48はどういうグループだった?

 荒井 頑張ることが普通な場所。頑張ることが恥ずかしくないグループです。入ったばかりの子たちが一生懸命練習するのは普通だと思うんですけど、SKE48は全員ががむしゃらに頑張る。大場美奈さん、高柳明音さん、松村香織さんのような大先輩たちも涙を流しながら熱く夢を語る。それが恥ずかしくなくてめちゃめちゃカッコよくて。自分もこうなりたいって思いました。こんなに泥臭いところははなかなかないと思います。キラキラしてるだけじゃないところが、自分には合っていたなって思いますね。

 ――SKE48卒業後は21年からアイドルと二刀流で行っていた女子プロレスの世界1本でいく

 荒井 SKE48はやり切ったけど、プロレスではまだやり切っていない。もっともっといろいろな景色を見たいです。東京ドームで行われた武藤敬司さんの引退試合(2023年2月21日)に東京女子プロレスの提供試合で参加させていただいたときに本当に感動したんです。こんなに多くの人を集められることもすごいし、みんなの感情を動かしていることも、すごい。武藤さんの引退試合は感動して震えました。そのときの景色が本当に忘れられなくて。女子プロレスをもっと人気スポーツにしていつか私たちで東京ドームで試合ができるようになりたいです。そして後輩たちには頑張ってもらってまたSKE48にバンテリンドームでコンサートをしてもらいたい。そのときは絶対に見に行きます!

 ――ファンの人たちに伝えたいことは

 荒井 荒井優希のアイドル人生は完全にファンの皆さんが作り上げてくださったものです。ファンの方が見つけてくれて熱く応援してくれて、そばにいてくれるって思ったから言えた目標や夢がたくさんありました。自分がこうやって次のステージに踏み出せるのもみんなが一緒にいてくれるからです。皆さんからプレゼントしていただいた総選挙の順位や、優しさ、絆を一生の宝物にして、自分の自信に変えていきます。みんなのことをこれからも楽しませられるように頑張りたいなと思います。