俳優の風間俊介(41)がNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で、放送回を重ねるごとに〝怪演〟が際立っている。所属事務所から独立して自身の活動の自由度が増し、悪役を演じることにつながったという。
「べらぼう」は18世紀半ばにポップカルチャーの礎を築き、〝お上〟に目を付けられてもおもしろさを追求し続けて「江戸のメディア王」となった、蔦重こと蔦屋重三郎(横浜流星)の生涯を描く。風間は江戸で出版された本「地本」(じほん)の問屋のリーダー的存在、鶴屋喜右衛門(つるやきえもん)役で第4話(1月26日放送)から登場。対立する蔦重が錦絵を制作したところ、鶴屋は地本問屋の仲間内に入っていない本は取り扱いできないと言い渡した。
鶴屋は何かと蔦重をのけ者にしようと画策。第10話(3月9日放送)でも瀬川(小芝風花)の身請けが決まり、最後の花魁道中に合わせて蔦重が作った錦絵も「ご案じなく。これは売れません。売れません」と不敵な笑みを浮かべた。
悪役を演じ切っている風間だが、過去の大河ドラマでは「西郷どん」(2018年)で橋本佐内、「麒麟がくる」(20~21年)で徳川家康と比較的〝良い人〟役を演じた。他のドラマでも主人公を助けるといった役柄が少なくない。
芸能関係者は「良い人役が多かったからこそ、今回は登場するたびにその悪役ぶりがSNS上で『笑い顔が怖い』『風間俊介が怖すぎる』などと評され、怪演だと話題になっています」と話す。今後の放送回でも地本問屋を牛耳り、蔦重のライバル的存在となって怖さが増していくだろう。
悪役で存在感を放つようになった要因として、23年いっぱいでSMILE―UP.(旧ジャニーズ事務所)を退所したことが挙げられる。
芸能プロ関係者は「旧ジャニーズのようなアイドルの事務所では、所属タレントに悪役のオファーがきてもちゅうちょするケースがあります。その役柄が当該タレントのイメージに影響しかねないと懸念するからです。風間さんは事務所から独立したので、今回演じるような役柄のオファーを引き受けられたと言っていいでしょう」と指摘する。
風間は旧ジャニーズ時代から岡田准一らとともに演技力に定評があった。今後はさらに幅広い役柄を演じていきそうだ。













