時代の流れに逆行するのが天心流!?

 ボクシングWBOアジアパシフィック・バンタム級王者の那須川天心(26=帝拳)が12日、都内の所属ジムで元WBO世界バンタム級王者ジェーソン・モロニー(34=オーストラリア)との10回戦(24日、東京・有明アリーナ)へ向けて練習を公開。周囲の目を引く〝マレットヘア〟にイメチェンした理由を明かした。

 マレットヘアとは、側頭部を刈り上げて後ろ髪を伸ばした髪形。日本ではプロゴルファーの尾崎将司、プロレスラーの天山広吉らが有名だ。1980~90年代にかけて世界的に流行したものの、近年は見かける機会も少なくなった。

ウオーミングアップを行う那須川天心
ウオーミングアップを行う那須川天心

 だが、2023年4月のボクシングデビューから短髪だった那須川はこの日、後ろ髪をたくわえた見事なマレットヘアで登場。その理由を「なんでこれやっているかというと〝世界で一番ダサい髪形〟と言われているんですよ。逆を行ってやろうと。ダサくても関係ないっしょ、気持ちっしょ」と自身の決めゼリフを交えて力説した。

 諸説あるが、マレットヘアはモロニーの母国オーストラリア発祥とも言われている。それに合わせたのかと思いきや…。「えーっ、本当ですか」と那須川は意識していなかった様子。「それは考えていなかったです。でも来てくれるなら、なじみ深い方がいいですね」と〝偶然〟を前向きに受け止めた。

 デビュー6戦目で初の大物とも言えるモロニーとの戦いは、年内の世界挑戦実現のために絶対に負けられない。「すべてを失うことにもなるし、全部持っていくことにもなる。勝つか負けるかで今後の日本のボクシング界がさらに盛り上がるのか、盛り上がらないのかになってくる。自分のためだけじゃない。業界を盛り上げていくのがプロ」と力説した。

 自慢のヘアスタイルとともに列島を魅了するファイトを見せられるか。