〝曙2世〟だ。大相撲初場所8日目(19日、東京・両国国技館)、幕内金峰山(27=木瀬)が幕内玉鷲(40=片男波)を寄り切って無傷の8連勝。幕内で勝ち越し一番乗りを決めた取組後は「緊張してないし、体は動いている。中日勝ち越し? もっと勝ちたいので頑張ります」と表情を引き締めた。

 カザフスタン出身で初の関取である金峰山は、今場所が再入幕。持ち味は身長195センチ、体重180キロと幕内の中でも恵まれた体格から繰り出される突き押し相撲だ。

 角界OBで〝平成の牛若丸〟の異名を持つ元プロレスラーの維新力(63)は「今場所は圧力をかけて攻められているし、特にあのリーチを生かした突きが功を奏している。リーチが長いと、ひと突きが倍以上の威力になる」と金峰山の強みを分析した。

 その上で「あの突きを見ていて(元横綱の)曙さんみたいなパワーだと感じた。曙さんもリーチが長くて突き押しで頑張っていたし、僕は実際に3発で土俵下まで吹っ飛ばされた。あれだけリーチの長い人が突っ張ってくると、相手からしたらすごく厄介だと思う」と11度優勝した名横綱の再来と太鼓判を押す。

 このまま白星を積み重ねれば、番付上位との対戦も見込まれる。維新力は「上位とやっても面白いと思う。後半戦も突きを武器に、上位との取組で暴れてほしい」と賜杯争いの〝ダークホース〟に期待を寄せた。