【ニュースシネマパラダイス】どうも! 有村昆です。季節性のインフルエンザが増加しています。厚生労働省は13日、患者の数が7週連続で増加したと発表しました。クリスマスに年末年始と活気のあるシーズンを迎えます。免疫力が低下しないよう体調に気を使って過ごしたいですね。

 さて、健康にまつわるニュースに関連して今週は、私たちの体の中で起きている出来事にフォーカスした映画「はたらく細胞」を紹介します。

 今作は体の中の細胞たちを擬人化した斬新な設定で人気の同名漫画が原作です。ある人間の親子の体内で働く細胞たちの活躍とその親子の人間ドラマを描きます。

 ダブル主演で永野芽郁さんが赤血球、佐藤健さんが白血球を演じてまして、これもう映画史上最小の主人公なんじゃないでしょうか。そんな今作のポイントは、“くだらないと分かっていて楽しむ面白さ”だと感じました。例えば人間の父親役の阿部サダヲさんが便意を催すシーン。肛門でもちゃんと細胞たちが働いていて「もう出そうだ~! やばいやばい!」とかやってるんですよ。これがまた刺さるんですよね。皆さんディズニーランドって大好きで行くと思うんですけど、ディズニーがおしゃれでステキで楽しいのはもう当たり前じゃないですか。でも、そんな中で時折行く浅草花やしきが最高に面白かったりするのと一緒で。ハリウッドなどの本格映画を日々見ている映画好きの人にとってはまさに良いアクセントになると思います。立派な俳優陣をそろえて予算もかけているんですが、どこかB級味があるんですよ。くだらないことに大人たちが全力で取り組んでいる、学園祭のような雰囲気の映画だと感じました。

 さらにメガホンを取っているのは武内英樹監督。「テルマエ・ロマエ」や「翔んで埼玉」で全国を笑いの渦で包んだ巨匠です。2作のような悪ノリが好きな方は特に必見です!

 ただ、いくらふざけていても医学的な観点っていうのは本当にしっかりしています。映画を笑って見ながら、僕らの体の中ではこういうことが起きているんだと学べる点も大きな魅力です。

 これから大人も子供も楽しみなシーズンを迎えます。せっかくの連休がインフルエンザで台なしになってしまうのも非常に悲しいものです。今作を楽しく鑑賞して、体・健康について考え直してみるのはいかがでしょうか。