28日のNHK「あさイチ」は、出演者でない人物の音声が流れて始まった。
前番組の連続テレビ小説「虎に翼」からの切り替え時。うつむくヒロインの寅子(伊藤沙莉)の顔アップでドラマが終わり、視聴者から寄せられる「わたしの翼」写真の紹介へ。直後、博多華丸と大吉、鈴木奈穂子アナウンサーのキャスター陣が並ぶ「あさイチ」に変わったところで、「きります」という男性スタッフのものらしき小さな声が流れた。
番組の進行にはまったく問題ないレベルで「放送事故」というほどではない想定外ノイズ。ただこの日は、ドラマの内容が深刻だったことが、キャスター陣の表情を曇らせた。
朝ドラで寅子がうつむいたのは、父直言(岡部たかし)が隠していた書面に「戦病死」の文言があったから。朝ドラ受けはその話題で始まり、大吉は「できるだけ早く、明るく始めてくれと言われましたけど、できることとできないことって、世の中にあると思うんですけど…」と番組側の意向と、その対応に苦慮していることをほのめかした。鈴木アナも「切り替えが難しかった」と苦笑まじりに語った。
ドラマは戦中から終戦直後へ。27日の放送では、寅子の兄直道の戦死を知った妻・花江(森田望智)が号泣する場面もあり、時代設定から悲しいエピソードが続いている。












