「千葉の学生の最終手段」で、いたましい事故が起きてしまった。山崎製パン千葉工場で、作業中の61歳の女性アルバイトがベルトコンベヤーに巻き込まれて死亡した。事故が起きたのは24日の午前10時すぎ。事故当時の状況は調査中だという。

〝山パン〟のアルバイトといえば、千葉の学生なら誰しも一度は耳にしたことがある名物バイト。記者も学生時代に何度か深夜~翌朝のベルトコンベヤー作業に従事した経験がある。とにかく大変なアルバイトだったが、一晩で1万円程度のアルバイト代が即日でもらえたため「お金がなくなる→山パン」という学生が、記者の周辺にもたくさんいた。

 アマチュアバンドを組んでいた記者の学生時代の友人は「山パンの歌」なるものを作ったほど。「パンが流れて~来る!」「ベルトコンベヤーに乗って~来る!」「パンパンパパン! パンパパパパン!」と歌い、パンがすごい速さで流れてくる状況を表現していた。

 20代の学生でさえ、そのスピードについていくことがやっと。身の危険を感じたことはなかったが、朝にはどっと疲れが出て、翌日は何もする気がしなかったのを覚えている。どういう状況かにもよるが、60歳をすぎた女性には、大変な作業だったのではないかと思う。

 とはいえ大変なバイトだったにもかかわらず、バイト志願者が相次いだのも「手っ取り早くお金になる」という側面があったからだろう。