弁護士の三輪記子氏、国際ジャーナリストでタレントのモーリー・ロバートソンが17日、読売テレビ「あさパラS」に出演。ドジャース・山本由伸投手の地元が企画した〝LA観戦ツアー〟について議論を戦わせた。

 山本の故郷である岡山県備前市は先日、市内の子供を対象とした現地観戦ツアーを実施すると発表した。中学生を中心に約200人の子供を募集し、本拠地ロサンゼルスのドジャー・スタジアムで観戦する。1人あたり30万円の旅費を市が助成し、24年度の一般会計当初予算で約6700万円が計上された。なお保護者が同行する場合、旅費は全額自己負担になる。

 この発表に、SNSでは「子供たちに夢を与えられます」と歓迎の声がある一方、「税金の使い方としてはいかがなものか。平等性に欠ける」と異論も噴出している。

 このニュースに三輪氏はさまざまな自治体が子育て支援の施策を講じているとした上で「まだまだ子育てにお金がかかる負担感が大きい。まずそこを解消して、その次の話。アメリカに行くっていうことについて補助するというのは、私もどうかなと思う」ときっぱり。

 理由については「例えば応援したいんやったらパブリックビューイング、別にアメリカに行かなくてもみんなで山本選手応援しようとか、やり方はいろいろある。ちょっと優先順位のつけ方がおかしいなってすごい思う」と主張した。

 ここでモーリーが割って入り「一方でですね、野球って言うのは日米が戦争をする前と後でも親善の架け橋になったという歴史があるんです。なので、日本の例えば中学生がアメリカに行って経験をするっていうのは、人生を変えるだけの衝撃を受ける人もいるわけで、個別にミクロで見るといい面は結構あると思うんですよ」と持論を語った。

 しかし三輪氏は「でもね、30万円の補助で超える部分は自己負担となると、貧富の差で経験の差(ができてしまう)」と否定的で「お金持ちの子供ほど経験ができるっていうのは、今問題になっている。そういう人たちがAO入試とかで(進学している)。お金がある人が教育を受けれるような世の中を後押しするような政策っていうのは、私は絶対に間違ってると思う」と訴えていた。