漫画家・倉田真由美(52)の夫で、映画宣伝プロデューサーの叶井俊太郎さん(56)が16日夜、がんのため亡くなった。

 叶井さんは2022年6月にすい臓がんの「ステージ3」と診断。余命半年と宣告され、がんは肝臓にも転移していた。

 抗がん剤治療を拒否し、別の治療法を選択。保険診療ではないため「費用は高額だったが、奥さんの倉田さんが支払ったと聞いている」(関係者)。それが奏功し、余命宣告を超えて生きた。

 昨年11月にイベントで一緒になった際は、体はやせ細っていたが、トークは健在。末期がんになったことで、仕事の無茶ブリが容認され「ラッキー。末期がんは最強だな」とうそぶいていた。

 バックステージでは堂々とタバコを吸っていた。ずっと禁煙していたが「もういいでしょ、別に」。吸ってはいるものの「味はおいしくない」とも語っていた。

 間もなく訪れる死に恐怖している様子はなく「死んだら人間はどうなると思いますか?」と聞いても「何もないよ」とひと言。ただ「地獄には行ってみたいな。血の池地獄とか本当にあるのか、見てみたいよな」と好奇心をのぞかせていた。

 妻の倉田さんとは、がんを患ってからの方が夫婦としての〝濃度〟が増したように思える。叶井さんも「あいつがSNSで呟くと、すぐにネットニュースになるんだよ」と嘆きつつも、どこか嬉しそうだった。

 本人は亡くなったが、これから公開される映画には「叶井俊太郎」の文字が刻まれている。破天荒でいい加減なイメージを持つ人もいるだろうが、とにかくエンタメが大好きな人だった。合掌――。