16日のNHK「あさイチ」に、連続テレビ小説「ブギウギ」でヒロインのスズ子(趣里)と結婚の約束をするも、病死した青年・愛助を演じた水上恒司がゲスト出演した。

 10歳年上の歌手スズ子との純愛を貫き、子供の誕生と入れ違うように夭折。そんな愛助を演じ切った水上は、「愛助の真っすぐというか、やっぱりそこは何か、水上恒司が持っている素材を生かしている部分でもあるな」と役と似ているところを語った。

 人のために尽くせる愛助と比べて「僕、今年25になりますけど、この世界で生きていると、自分が中心というか…」、まだ足りないところがあると自己分析。博多大吉と鈴木奈穂子アナウンサーから「まだ24歳だから…」とフォローされると、「同級生の話とかを聞いていると、この職業をやっているとすごい自分本位で『世界の中心は自分だ』みたいな、ヘタしたらそっちに簡単に行っちゃうような危ういところもあるんだなと思っているから、そうやって普通の社会にいる同級生のお話とか姿を見ていると、何かちょっと浮世離れしているというか、一般の世界では…」と実感を明かした。

 真摯すぎる考えに、大吉は「多少は浮世離れしてもいいと思うよ、今の水上君だったら」。それでも水上は「いやぁ、完全に足元すくわれますから」と返し、「何回もこの番組に来てもらったけど、本当に真面目。真っすぐな人」と改めて大吉を感心させた。

 収録映像で登場した趣里は「本を持ってるんですよね、いつも」と現場で観察した水上の姿に言及。「農家の本、『ものいわぬ農民』というタイトルが置いてあって」。先々のことを考えてるような姿勢に「本当に24歳なのかなって思うところがあって、そこがおじいさん感というか…」とやはり感心した様子で話した。

「ものいわぬ農民」は1958年に岩波新書から刊行された大牟羅良氏の著書。岩手県の山村で働き、暮らす農民たちの声に耳を傾けた著作だという。