日本文学振興会主催の「第170回直木賞」の受賞作が17日に発表され、河﨑秋子氏(44)の「ともぐい」(新潮社)、万城目学氏(47)の「八月の御所グラウンド」(文芸春秋)が受賞した。

(左)から直木賞・万城目学氏、直木賞・川崎秋子氏、芥川賞・九段理江氏
(左)から直木賞・万城目学氏、直木賞・川崎秋子氏、芥川賞・九段理江氏

 最初の投票で、河﨑氏に決定。決選投票は万城目氏と、嶋津輝氏の「襷がけの二人」(文藝春秋)で行われた。

 選考委員の林真理子氏は、講評で「3作が残りまして、河﨑さんの『ともぐい』が受賞が先に決まり、嶋津さんと万城目さんの決選投票になりました結果、万城目さんに決定したということです」と明かした。

 また「非常にレベルが高い選考会となりまして、非常に時間がかかったということでございます」と伝えた。

 加藤シゲアキ(36)は「なれのはて」で、2回目の直木賞候補入りとなったが受賞とならず。

 加藤について、林氏は「非常に成長があるという意見が多数寄せられましたが、少し登場人物が多くつめ込み過ぎだったのではないかという意見もございました。しかし加藤さん、1作ごと成長を見せているので、次作が楽しみだという声もありましたので、ぜひこれからもお書きいただきたいという声がございました」と伝えた。