元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志氏(44)が自身のユーチューブチャンネル「内山高志KOチャンネル」を更新。26日に行われたスーパーバンタム級世界4団体王座統一戦を振り返った。この試合ではWBC&WBO王者の井上尚弥(30=大橋)がWBA&IBF王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)に10ラウンド(R)KO勝ちを収めた。

 会場で観戦していたという内山氏は「タパレスは序盤からすごいガードを固めていた。井上選手は1回ダウンを取って、このままいっちゃうのかなと思ったんですけど。意外とタパレスも頑張ってましたね。途中から、やけに後ろ重心で井上選手のストレートをもらわないように引いて構えていた。あれじゃあ、なかなか井上選手は当てるのは難しい。あそこまで後ろの姿勢になっちゃうと、逆にタパレスのパンチも当たらなくなる。勝つことより、倒されないことを中盤から選んだのかな」と分析した。

 その上で「圧勝と言えば圧勝だったけども、いつもの井上選手の勝ち方ではなかった」としながらも「タパレスの動きが消極的に、打たれないことを前提にやろうとするボクシング。決して井上選手の実力が落ちたとかは全くない。逆に最後はしっかり倒すのは井上選手の攻撃力、攻撃の多彩さ。すごいなと感じましたね」「パワー、スピード、ディフェンス。すべてにおいて井上選手が2枚も3枚も上だった」と改めてモンスターの実力を称賛した。

 さらに、次戦相手にはWBC指名挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)とWBA指名挑戦者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)らが挙がるなか、「ネリの方が面白いかな。ネリはクセ者じゃないですか。アフマダリエフも強いですけど、ネリの方がボクシングがネチネチしているから。かき回すんじゃないかなと。それでも、たぶん井上選手にやられると思うんですけどね。(対等な相手が)いないですもん」と話していた。