俳優の綾野剛らへの暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)などの罪に問われている元参院議員のガーシー(東谷義和)被告(52)の第3回公判が21日、東京地裁で開かれた。ドバイ滞在から事実上の強制送還で逮捕されたガーシー被告に司法当局は当初、元日産自動車会長のカルロス・ゴーン被告ばりの海外逃亡劇も危惧していたという。
被告人質問となったこの日、ガーシー被告は暴露系ユーチューブを始めたきっかけは借金とドバイにいる知人の指南だったとして、「芸能界にまつわる闇が深く、世の中にしらしめないといけない」と振り返りつつ、「今は反省している」と謝罪の言葉を繰り返した。
公判を迎えたガーシー被告の弁護団には、元日産のゴーン被告の弁護団にも入っていた若手ナンバーワンと目される敏腕弁護人がいたことで、検察側がナーバスになった時期もあったという。
「ゴーン元会長は保釈中の大みそかに関西空港からプライベートジェットに乗って、レバノンへ渡って、まんまと逃亡し、日本の司法当局は赤っ恥をかいた。その時の弁護人がガーシーについたことで苦い思いがよみがえったのでしょう。ガーシーは複数のパスポートを取得したとの話もあって、また逃げられるんじゃないかとの危惧があったようです」(永田町関係者)
しかし、公判が始まってからその不安も杞憂に終わったという。「ガーシーはユーチューブで口角泡を飛ばしていたころの覇気はなく、抜け殻。海外逃亡を図るようなことはない」(同)
9月に保釈されてからは目立った言動もなく、執行猶予付き判決を勝ち取るためにこの日も事実関係で争うことはなく、「SNSはもう面倒くさい」と発信も二度と行わないとした。
ユーチューブ登録者数123万人を抱え、芸能界、政財界を恐怖のどん底に陥れた暴露系ユーチューバーの面影はもはやなく、ゴーン被告の二の舞いはなさそうだ。












