お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品が異端の道を突き進んでいる。

 2018年にコンビでM―1王者、ピン芸人として19年にR―1王者の二冠に輝くなど実績は十分。正統派お笑い芸人として育つモノと思われたが…。

「吉本興業の期待をあざ笑うかのように、自分でブランディングしている。最近は過激な発言がニュースになることも増えました」とはお笑い関係者。

 昨年10月放送のTBS系「オールスター感謝祭 2023秋」では、俳優の志尊淳がトランプタワーを作っている最中に「すべれ! すべれ!」とヤジ。小芝風花が「うるさい!」と本気で怒鳴りつけるなど、粗品の態度は批判を招いた。

粗品を一喝した小芝風花
粗品を一喝した小芝風花

 同8月にもユーチューブ生配信で、King&Prince(キンプリ)が永瀬廉と高橋海人の2人になったことを知り「今の状態のキンプリ誰が見るねん」「名前も出てこないし」と暴言。ミュージシャン・あのと共演する音楽番組のTikTokでも「呼んでほしいアーティスト」としてキンプリの名前が挙がると「キンプリなんか呼ぶか?」「あんな今のキンプリなんか誰も見いひんから」と返し、火に油を注いだ。

 直近でもキンプリの高橋海人と女優・有村架純の熱愛が報じられると即便乗。一部のキンプリファンを罵倒し、物議を醸した。

「炎上しても本人はどこ吹く風で全く堪えていません。ただ、素の粗品さんは礼儀正しく、物静かな哲学者タイプ。こう動いたら世間はこう反応するのではないか?というのを考えていますね。インタビュー取材でも、言い回しを気にして、のちに修正依頼してくることもあります」(出版関係者)

 競馬予想家としては「生涯収支マイナス3億円君」を自称し、一部で「逆神」と崇められている。

「若手芸人ではありえない金額を賭けていて、本当に会社から借金しています。そうした破天荒なふるまいに魅了される人は多いですね」(同)

 粗品はお笑い界の頂点である「ダウンタウン」松本人志を尊敬しつつも、目指しているのは「オリエンタルラジオ」中田敦彦のような存在感。その背景には、今の時代のギャラ事情もある。

「千鳥やかまいたち、ダイアンなどの人気コンビでもテレビ全盛時代のギャラには遠く及ばない。大御所芸人と若手芸人の単価が違いすぎるんです。入れ替わりも激しいですし、オンリーワンな存在にならないと生き残れない。粗品さんが自己プロデュースに余念がないのも、そういうことでしょう」(テレビ関係者)

 アンチも増殖する一方で、〝信者〟も増える粗品。実は「しめしめ」なのかもしれない。