今年7月期に放送されたTBS系の大ヒットドラマ「VIVANT」が、ネットフリックスで17日から全世界に配信されている。

 同ドラマは同局の福澤克雄氏が演出、原作を担当し、脚本は4人で半年かけて制作。制作費は1話あたり約1億円とも言われ、モンゴルでも撮影されたスケールの大きな作品となり、その結果ドラマはヒットした。

 これまでは国内の配信サービス「U―NEXT」で配信されていたが、ネットフリックスでは190以上の国と地域で配信。音声は地上波で放送された役者本人の声だが、英語や韓国語、フランス語、アラビア語、ポルトガル語などさまざまな言語の字幕が選択できるようになっている。

 同ドラマは、来年定年を迎える福澤氏の卒業作品だとも言われている。

 テレビ局関係者は「福澤氏への餞(はなむけ)として、今までできなかった巨額の費用をかけ、壮大な作品を作ることに。近年の韓国ドラマや映画の台頭に危機感を抱く福澤氏は、海外に出ていかないといけないという思いがあった。TBSも海外で通用する作品を作ろうとしていたとか」と話している。

 巨額の費用がかかったということで、予算は大幅にオーバー。制作費は赤字でドラマは終了したという。

 あるTBS社員は「福澤氏も赤字であることをいろんな場所で言っています。ネトフリ公開でまたヒットとなれば、このドラマにまた新たな買い手がつくかもしれない」と話す。

 続編制作にも巨額の費用がかかるとみられるが、配信での海外での評価がキーポイントとなりそうだ。