◇大江純(28)愛知支部125期
2024年前期適用勝率は4・78。2021年後期の4・06から着実に上昇し自己最高勝率をマークした。スタートも2022年1~6月は平均コンマ18だったが半年ごとにコンマ16→15と向上、今年7月以降はコンマ14(14日現在)と磨きをかけている。
「去年6月から鈴木勝博さんにお世話になっていて、それが大きいと思う」と成長の理由を明かす。「とりあえずペラを叩いて、合ってない時はどうすればいいんだろって感じだった。だから成績も危なくなった」と〝闇〟の中にいた時期もあった。そんな苦しい時期に〝救世主〟が現れた。
「あっせんが重なり話すようになり、プライベートでも親交ができた。僕の今後のことを考えて『見ようか』と声をかけていただいた。すごいうれしかった。速攻でお願いします、と…」と振り返る。
「鈴木さんは整備力があって毎回、エンジン出しがすごい。基礎を叩き込んでもらっている。プライベートの時間もペラや整備、練習に割く時間も増えた。スタートも『ギリギリまで我慢して最後の最後で早いと思ったら放れ。早いスタートを行くなら魂の走りを見せろよ』と。それにたとえ6番目を走っていても1つでも前を、の精神も教えてもらってます」
調整、スタート、レース運び…。師匠から伝授されたことをしっかり結果に結び付けている。もちろん、まだまだ課題もある。「鳴門、戸田と連続で準優に乗ったのに、どっちも不良航法をしてしまった。視野が狭いのかな。もっと走る位置、抜け方、走り方を突き詰めていかないといけない」と自己分析する。
ただ、これらも〝進化〟の過程で生じる課題。確実に成長している証しでもある。それだけに「昔より楽しいし、仕事のことを考えペラを叩いて練習していると気づけば12レース。1節がアッという間に終わり早く感じる」と充実感が漂っている。
2021年元日に左人さし指の第一関節を切断する大ケガを負っても「ホントにボート好きなので」と2か月後に復帰した。「この夏は途中までA級を狙える感じだったけど、Fを切ってリズムを悪くした。今度こそは落とす節、悪い節がないようにしたい。優出したことないので優出、そして優勝したい」。強い気持ちを持って一歩一歩、前進する。
☆おおえ・じゅん 1995年12月4日生まれ。愛知県出身。愛知支部の125期生。2019年11月、蒲郡でデビュー。2020年5月に浜名湖で初勝利を挙げる。通算49勝。同期は小原聡将、上原崚、山田丈、砂長知輝、香川颯太、定松勇樹、相馬翔など。












