◇刑部亜里紗(26)静岡支部129期

 2023年後期勝率4・44から24年前期は5・65にアップ。デビューから5期目でのA2初昇格を決めた。11月の三国ヴィーナスシリーズでは、デビュー初優出を果たした。

 この初体験の優勝戦に関しては「優勝できるとは思ってなかったけど〝1M勝負〟と思い込んでしまって…。本番は風向きも変わって2Mも失敗。優勝だけを見るのでなく、道中も競れるような足にしないといけない」と反省しきりだ。ただ、着実にステップアップしていることは確かだ。

 成績アップの転機となったのは、4月の浜名湖のフライング。「フライング後に師匠の原豊土さんと話をして『これでしっかり戦えたら自信になるよね』と言っていただけて…。そこからスタートだけで勝負するのでなく、ターンも調整もと思って取り組むようになった」と振り返る。

 師匠の言葉でレースに対する考え方を変えたことが成績に直結。「意識していなかった」というA級昇格につながった。そして「A級に上がるからには他人に頼るのでなく、自分一人でやらないとと思っています。ペラもエンジンも一通り自分でやるようにしている」と〝独り立ち〟を決意した。

 A2昇格、初優出をクリアしたとなれば、次の目標はA1&優勝となる。その布石もしっかりと打っている。11月の三国ヴィーナスシリーズに出場した時点で、12月7日から再び三国で開催されるGⅢオールレディースに出場することが決まっていた。「12月の三国のためと思って、毎回違う調整で臨んだ。変なイメージもつかなかったし、ペラの感じもある程度つかめた」。さらなる飛躍につなげる準備は万端だ。

〈刑部亜里沙・12月の出場予定〉
◇12月7~12日=三国GⅢオールレディース

◇12月18~23日=徳山一般戦

◇12月29日~1月3日=浜名湖一般戦

 ☆おさかべ・ありさ 1997年5月9日生まれ。静岡支部所属の129期生。静岡県出身。2021年11月の浜名湖でデビュー。2022年5月のとこなめで初1着。今年11月の三国で初優出を果たした。同期には藤原碧生、竹間隆晟、若林樹蘭、藤田峻祐ら。