音楽プロデューサーの松尾潔氏(55)が30日、都内で行われた映画「テイル」トークイベントに出席した。

 同作は1955年8月28日にアメリカ・ミシシッピ州マネーで実際に起きた黒人少年への集団リンチ「エメット・ティル殺害事件」の初劇映画化作品だ。世界の主要映画祭で21部門で受賞をし86の部門にノミネートされるなど、高い評価を受けている本作が12月15日より全国公開となる。

 松尾氏は、白人の怒りを買ったことで集団リンチにあい、川に捨てられるという凄惨な事件について「目を背けちゃいけないんだと思います。なかったことにするんじゃなくて、起こったことをきっちり認識して、じゃあ何を学べるか」と問いかけ。「過去は変えられないけども、過去の意味を変えることはできるんじゃないかということをこの映画は言いたいのではないか」と本作の意義について熱く語った。

 報道陣向けのフォトセッション時には「翔んで埼玉、よろしくお願いします」と、なぜか自身とは全く関係ない映画を宣伝。「テイル」とは大きく違ったジャンルの話題作に「あれも映画なんだなって」としみじみ語ると「ここだけ記事にしないでくださいね」とお願いし、笑いを誘っていた。